2009年01月29日

14th MMC

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熱冷め遣らぬ...もさる事ながら、帰宅してから就寝までの時間の間で画像の編集がてんで追いつかない。(苦笑)
25日(日)の事になりますが、MMC(三鷹武蔵野模型クラブ)第14回「模型を捨てられない大人達の模型展示会」に行ってまいりました。ボクも地元に篭ってひそひそ模型を作り続けていた関係で、「展示会に足を運ぶ」という機会...というより習慣自体がまずない人だったのですが、いやぁ〜っ!MMCだけは楽しみです。今年は(ボクも含め)ゲストの展示数が多くて、圧倒される連続でした。例年になく濃かったなあ〜。(溜息)

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定刻主義者のまっぴら御免は9:58分に三鷹に到着。10:00から会場予定の武蔵野芸能劇場2Fホールに足を運びましたが、ゲスト展示机にすでに秀逸の作品が並んでおり、この時点ですでに出鼻を挫かれた感じでございました。例年少ないはずのAFVも、T橋さんの珠玉の戦車群が所狭しと並び、武州北辺鎮護の華、御免戦車隊は三鷹に散った...。(笑)辛くも奇襲は失敗。こりゃあもう信号弾2発の強襲以外の道は無しでしょうね。(笑)

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画像はゲストX味氏の「チャリング・クロス」。素晴らしい出来映えというより、模型を通して異国情緒の文化に触れたというか、情景に足を踏み込んでしまったというか...。ホント凄いですねぇ。(溜息)

まあボクのヘタな解説を書き並べるより、作品画像を見て戴いた方がいいでしょうね。当日撮影した膨大な画像は、mixiのフォトアルバム、一部「BBS まっぴら御免なすっ亭 新画像掲示板」の方に随時UPしていきますので、そちらをご観賞ください。

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事後遅くなりましたが、MMC会員の方々、OB'Zの方々、当日ご来場の皆様方、どうもありがとうございました。 <(_ _)>
posted by まっぴら at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | モケ・ログ(模型log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月24日

MMCで逢いましょう♪

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明日、三鷹市武蔵野芸能劇場2Fホールで開催される、MMC(三鷹武蔵野模型クラブ)第14回「模型を捨てられない大人達の模型展示会」にお邪魔することに致しました。例年ワタクシは飛行機模型で馳せ参じるのですが、今年はAFV(戦車)中心の軍団編成での参加予定です。(笑)
お暇でしたら是非遊びに来てみてください。

以下、我が子飼いの将兵に教示を作成し、布告してみる事にします。

【下記、訓示ス】

現下「三鷹大演習(秘匿名称ミ号)」は、
大凡凄愴苛烈の戦局を極める予想、
正に西東京興廃の関頭に立つ。
今や、りんく、まいみく一丸、各々その全力を傾倒し、
楠公精神に徹して、七生報國を致すの冬(とき)なり。

真っ平軍は本作戦の外部一翼として、
北辺鎮護の大任にいささかの虚隙なからしむと共に、
「ミ号大演習」作戦任務の遂行上、
有形無形のあらゆる寄与貢献に遺憾なきを期す。

之がため兵力資材の抽出、転用、補充、交替、改編など
屡次かつ頻繁に実施せらるべしといえども、
これを変転きわまりなき戦局に対処して、
よく戦勢の主導権を確保すべき臨機の措置として、
やむを得ざるところにして、
毫末も北方情勢の緩和を意味するものに非ず。

むしろ情勢は「ミ号大演習」の進展と相俟って刻一刻、
実質的緊迫度を加えつつあるを深く銘肝するところなかるべからず。

「ミ号大演習」の重大任務に付与せられて勇躍外征に赴く者、
三鷹有事に備えて営々よく作戦準備ならび訓練に専念せし者、
真っ平軍伝統の精強と矜持とを保有し、万難を排し千苦を凌ぎ、
鉄石不動の心腸を以て沈着冷静に各自の任務を奨順し、
総員決死、本領発揮を期すべし。

戦闘の要訣は、偉大なる機動力と穿貫突破力にあり!
一撃に是を殲滅するにあたり、不断の突進を敢行する事、
これ特に緊要なり。勇躍全力を尽くして従容として
悠久の大義に生きるを悦びとすべし。

茲に展示者、鑑賞者と共に聖寿の無窮、
三鷹模型倶楽部の弥栄を祈念すべく、
真っ平独立戦車旅団、「まるひとふたごう」未明、全車発進す。

本日「まるひとふたよん」時に先発せし、
第一陣の諸兵備を勘案し、
密にこれと連繋統一を図り以て、
統合戦力の発揮に遺憾なからしむ。

この「ミ号大演習」、大いに我が機甲部隊の面目を発揮し、
負荷の重任を完遂せん。

全車蹂躙!各車敢闘を祈る。

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...ワタクシの様に地理的繁華の外側に位置し、今回の様に外征ともなりますと、やはり意気込みというか、気概と言うか、勇ましい文章だけが先走って、冷静に対処出来る方策自体が置いてきぼりの気配。自然そういう心持に陥ってしまい、当時のニホンジンの心情を的確に体現してしまう。いかんいかん...。(苦笑)
posted by まっぴら at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | モケ・ログ(模型log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

九五式軽戦車 指揮車型

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昨年末にファイン・モールド製品1/35「九五式軽戦車 指揮車型」を購入しまして、先の「くろがね四起」と並行して工作をしておりました。
九五式軽戦車(秘匿名称 ハ号)」というのは、日本陸軍最初の量産型戦車であった「八九式中戦車(秘匿名称 イ号)」の後継戦車として開発され昭和十一年から量産された経緯があるそうですが、従来の騎兵や捜索大隊の機甲化を目指したが為、機動力重視の快速戦車へと設計が大幅に変更され、軽戦車として制式採用されたそうです。その小型軽量・量的主力として広範囲な戦域に投入され、「八九式」の正統な後継車両であった「九七式中戦車」と共に、終戦まで日本陸軍機甲部隊の中核となった軽戦車でした。
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上の画像は放置状態の「同車 北満型(北満州型)」。現地の高粱畑の溝に転輪を取られないように若干の改修を加えたそうですが、数も少ない車輌だし、詳しくはよく知んない。(笑)
カステンの可動キャタピラはすでに購入しておりますが、あまりに小さい部品の工作作業ですので、つい面倒くさがって未だに手をつけておりません。

今回購入したキットは「指揮車型」でして、「九七式中戦車(チハ)」同様、メタルの環状式鉢巻型アンテナが付属しております。ソ連の無線方式を模倣したそうですね。このような追加装備は現地改修ではなく造兵廠など然るべきセクションで工作されたという組立説明書の記載に驚いた次第。最も戦車連隊の編成を紐解くと連隊本部や第一小隊に軽戦車が多数配備されますから、戦力的価値の失せた兵装であっても、集団運用の要的役割を背負ったのかもしれません。

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キットは金型がいい加減傷んでいるのか、バリが多くて余計な時間を取られてしまったのですが、部品点数はさほどでもありませんので、忍の一文字かと。またヒケもある箇所が見受けられますので、サーフェイスで表面処理する以前に、一回軽くヤスってウイークポイントを確認することをお勧めします。ボクは一箇所、最後まで気が付きませんでした。(笑)

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今回はGSIクレオスの日本陸軍前期迷彩セットというカラーに若干手を加えて塗布してました。塗り分けはくっきりさせる為、茶色(基本色)塗布後、草色、自作の土地色を、まず筆でアウトラインを引き、エアブラシの細吹きで(マスキングはとくにせずに)ビャビャッと吹いちゃいます。
砲身、揺架、砲架、シャベル・ツルハシなどOVMの部材は陸軍カーキで塗装。これ等機材は個々車両単位の管理ではなく、所属部隊の管理みたいですので、車体の迷彩塗装とは何ら絡みません。
車載機銃(九七式車載重機関銃)は黒染め処理されておることから、防弾器、銃耳球共々、ガンメタではなくフラット・ブラックでよろしいかと。

問題は日本軍のお得意であった「進行方向欺瞞帯」俗に言う「黄色帯」ですね。戦車の進行方向や大きさを誤認させる分割効果を担ったそうです。迷彩パターンはランダムだそうですが、今回はキット付属の塗装説明書に忠実に塗ってみました。塗料はタミヤエナメルのフラット・イエローにフラット・ホワイトを若干加えたもの。「こんなんでいいのかー?」と凝視しながら作業すると、流石に欺瞞迷彩だけあって頭がグラグラします。考え込みすぎないこと。(笑)

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足回りはパステルを溶剤で溶き、筆塗りでババッ!と汚します。明度はこの際考えません。薄いところ濃いところを塗り分け、転輪が回転する周囲など泥が飛び散ったように(あるいは飛沫が滴ったように)ちょんちょんと細筆で描きこんでおります。足回りは泥汚れで凄まじく汚いところですから極端な話、別にバフ一色でも構わないと思います。なまじ仕上がりが綺麗ですと、汚すのはかなりマゾっぽい作業ですね。(笑)

付属のデカールには「戦車第十三連隊 第四中隊 昭和十七年 漢口 “”」と「戦車第十三連隊 連隊本部 昭和十七年 荊門 “(本部の意)”」のマーキングがありますが、今回は手書きで“”「戦車第一連隊 第一中隊」としてみました。
これは久留米で編成された連隊の連隊歌の一節「筑紫の原に宮の陣♪」に由来するそうで、中隊の秘匿名と戦車識別記号は
(第一中隊=軽戦車中隊 )」、
(第二中隊)」、
(第三中隊)」、
(第四中隊)」、
(整備中隊)」と各中隊に示し、
これに車体側面の数字表記が加わったそうです。(ボクはまだ表記しておりませんが)

もっとも「ちくしのや」は「血苦死野焼(野垂れ死に)(死体を焼く)」を連想することから隊員達の不評を買い、「し」を「」と宛てがい、「の」を乃木大将から「」の字を宛がったとは有名な話。まあこの部隊に実際「指揮車型」が配備されていたかどうかは知りませんけど...。(笑)

ただ時折予備車輌で「」という表記を見かけるのだけど、本当は「ちくしのみや」だったのか?謎は深まるばかりです。(けど突っ込んで調べてない 笑)

さて、キャタピラをどうしようかなあ...というところで、この三連休が終わった!と毎度この展開。(笑)
posted by まっぴら at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | モケ・ログ(模型log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

嘉月ブンガク鏡開記

本日は鏡開き(かがみびらき)でござんす。刃物で切ってはいけないというんですが、こないに固いもん、金槌で叩く以外どーせーっちゅーんぢゃ?
喰っちゃ寝ばかりしていると牛になるとの例えがありますが、寝書ばかり(寝ながら書見)をしています。
このところ浅田次郎さんの時代劇小説ばかり読んでいまして、昨年でしたか、「逢状うけたまわりまして、ただいま罷り越しますえ♪」で御馴染みな「輪違屋糸里(上・下)」を読んで、不覚にもボロ泣きしてしまった覚えがありました。映画にもTV時代劇でも放映された「壬生義士伝」は、主役の吉村貫一郎以外の隊員は、皆殺人嗜好者として描かれていたんで、ちょっと抵抗を感じたんだけどね。

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それでこの正月は中公文庫刊の「御腹召しませ」(再読)、同じく「五郎治殿御始末」をとっかえひっかえ読んでおりました。短編が6編づつ収録されておりますが、いずれも千年続いた武士の本義が薄れた幕末維新期(あるいは明治初期)、己の思うところを貫き、自らの始末をつけた武士達の物語でありました。

「御腹召しませ」は、老叔父と筆者の懐旧談で始まる語り口の中、御一新(維新)の時代、身内の不逞が露見し、上役はおろか妻にも娘にもお家存続のために「お腹召しませ」とせっ突かれる初老武士の悲喜劇を痛烈に描いてありましたが、社会の荒波の中に出でて家族のために身を粉にして働く現代のお父さん方にも決して他人事ではない内容で、なんだかしみじみと首を垂れてしまいます。この2冊はいい本ですよ〜。

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その他「彰義隊」吉村昭著 新潮社刊
本屋の店頭、それも何故「天地人」や「篤姫」を扱った棚に置かれておるのか?不思議だったんですが、天祥院も和宮も文中ちゃんと登場している。ちゃんと内容を読まれた店主が、きっと店頭に飾られたのでしょう。「吉村昭、最後の長編小説」と襷に書かれており、思わず購入してしまいました。

黒背の本、「戦艦武蔵」、「陸奥爆沈」、「零式戦闘機」、「深海の使者」等、近代日本戦史を扱った戦記文学は、ボクラ模型少年には半ばお約束の書籍で(笑)そのうち「羆嵐」、「破獄」、「闇を裂く道」、「赤い人」まで読み耽ったねえ。

死して病理解剖される少女の遺体を、当事者の少女の目線から描いた「少女磔刑(星への旅〜収録)」など、ロマンチック・ヴァイオレンスの極みでございましたが、「ふぉん・しいほるとの娘」以降の歴史小説は、ちょっとこの方の文学作品からは離れておりました。

上野寛永寺山主であり、寛永寺に謹慎した徳川慶喜恭順の意を伝えるべく、朝廷の慶喜追討令、錦旗の御旗を手に江戸の地に迫り来る官軍との間を奔走する輪王寺宮能久親王。しかしながら寛永寺山主の肩書を彰義隊に祀り上げられ、守護されたがゆえ、皇族でありながら朝敵の烙印を押されてしまう。奥羽列藩同盟=賊軍として東北諸藩を落ち延びる数奇な生涯を描いておりました。

お話は親王が瘧で薨去し、国葬をもって復権を果す日清戦争まで続くのですが、タイトルは「彰義隊」で果たして正しいものか?上野戦争の件は抑えた筆致でさらりと書いていますが、以前レヴューしたこちらの書籍の方が詳しいかもしれない。この書籍以降「彰義隊」という不思議団体ならず武装結社は、ボクの歴史的マイブームでありましたが、いずれも変革期の波に翻弄される人々の物語でありますね。

....で今読み始めたのがコレ。
双発戦闘機 屠龍 一撃必殺の重爆キラー」渡辺洋二著 文春文庫。まあ傑作機ならずとも、それなりの成果なり評価なりを収めた双発軍用機のお話。陸軍航空史に大きな足跡は残しております。

posted by まっぴら at 15:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ブック・ログ(読書棚) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月10日

サラ・コナー・クロニクルズ vol.1

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...シュワのいないターミネーターなんて.....。

結構いけるじゃないか!って話。(笑)
劇場映画と比べちゃうと流石に酷な話ですが、密かにお気に入り。

最近リリースされたばかりなのですが、ワーナーTVシリーズ「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ〈ファースト・シーズン〉」を見始めました。vol.1は第一話"Pilot"「序章」/第二話"Gnothi Seauton"「汝自身を知れ」を収録。
映画は「3」まで公開され、そろそろ最新作「4」が公開されるようですが、TVシリーズは「T2 ジャッジメント・デイ」の正統な続編のようです。
ステーツでも著しく評判の悪かった「3」は、なんでも「T」、「T2」と続いた一連の映画シリーズとは無関係なパラレル・ワールド的スピンオフ作品とカテゴライズされてしまうようで、このTVシリーズ「サラ・コナー・クロニクルズ」から、最新作映画「4」へと引き継ぐんだそうですね。(笑)

リンダ・ハミルトンからサラ・コナー役をバトンタッチしたレナ・ヘディの演技はそこそこの安定感を見せています。サラ・コナーの最強なモンスター・ペアレントぶりは健在です(笑)が、描写的に面白いのは「3」で白血病に冒されて亡くなった設定は、本作品に若干の暗い影を落としている辺り。限られた時間と不安の中で(半ば周囲に期待を押し付けられ自らの使命となってしまった)“未来の人類の指導者、ジョン・コナーとして養育する”姿勢と、“母として自分の息子、ジョンを守る”姿勢とが、絶えず心理的葛藤を繰り返しているところでしょうか。この先どういう展開が待ち受けるのでありましょうや?

トーマス・デッカー演じるジョン・コナーも2作目のエドワード・ファーロングのイメージをあまり損ねることなく、「3」の鼻の穴デカ俳優ニック・スタールよりはいい感じ。

しかしなんといっても、スクールメイトのキャメロン・フィリップス/サマー・グローは一押しでしょう!シュワルツェネッガーのような厳めしキャラからしなやかなイメージにとって変わりましたが、ターミネーター・シリーズ恒例となりました「無表情で壁を突き崩す肉弾戦バトル」は圧巻でございます...。少女体型ゆえ若干質量に無理さも感じるけどね。(笑)

金属や繊維物質を転送出来ないゆえ、全裸でタイム・スリップ...こりゃどっちかというと“ストリップ・タイム”だな。(笑) 例の「お洋服よこせ!バトル」もしっかり決めてくれます。アルバカーキにおける除雪しながらのロケ撮影は、さぞや大変だった事でしょうねえ。 

続きを読む 【ネタバレ注意!】
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2009年01月05日

ひらけ!ヨンキッキっ!(2)

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昨年末から仮組みしていたピットロード1/35のくろがね四起は、現在こんな具合になりました。お手製の国防カーキ色を吹き、乾燥後その上から艶を吹いたら、なんだか昆虫みたいな仕上がりです。(笑) 台所の片隅によく置いてある紙のお家に捕まってそう。どんなに磨き込んだって、軍用車両はここまで艶はないよね。(笑) ちぃとやり過ぎたんぢゃなかんべか?

現在、ドライバー製作中。
うっ!残念ながらお正月休みが今日で終わりだ!(汗)

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2009年01月04日

ザ・トレンチ〈塹壕〉

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年末〜正月と買い込んだDVDを一気にダラ見するのが恒例となっておりますが、重いテーマが目白押し、暗い作品が立て続けの豪華ラインナップですので(笑)新年早々なにやら己が体力、自らの命を削っているようで流石にくたびれるようになりました。「このままではあかんっ!」と明るい作品を探し、歳末のCD/DVD掘出市などを物色する。対象物件を無意識に身体が覚えているせいか?財布の口が反応(購入)するのは、やっぱり重・暗作品ばっかりだ。(笑) 昨日は「オーメン」だもんね。

さて。劇場映画は正月第二弾として「007 慰めの報酬」がもうすぐ公開されますが、そのダニエル・クレイグが出演した「ザ・トレンチ〈塹壕〉」のDVDを観ておりました。CD/DVD掘出市の店頭でワンコインでゲッチューしました。

W.W.T最大の激戦地ソンム(仏・ピカルディ地域圏の県の河畔)。たった2時間で6万人の命が戦場の露と消えたといわれるソンムの戦い。1916年7月から4ヶ月に及ぶ攻防は、最終的に両軍合わせて100万人以上の損害を出しましたが、結果的には連合軍が11km余り前進するにとどまったそうです。各軍軽機関銃、重機関銃、戦車が繰り出され、人類が初めて味わう消耗戦が展開されました。その総攻撃2日前をイギリス軍塹壕に定点を据え、若き兵士達の群像を描いた戦争映画作品。

英軍装束等の資料性はとにかく高いのですが、塹壕以外オンモの状況がまるで映らないという閉塞感。その中で狙撃兵に撃たれたり砲弾が直撃して人間が粉々に吹っ飛んだりと、その戦場ストレスから来る精神恐怖が息苦しい。完全に観客が塹壕配置の視点になってしまう。戦争映画のくせに派手な戦闘シーンは一切皆無。兎に角地味ちゃあ地味。

「西部戦線異状なし」など、鳥瞰的にW.W.T的要素がふんだんに詰め込まれ、まだ作品的に花もありますが、一兵士の視点、一局面な捉まえ方からすれば、こちらの方が案外リアルな造りなのかもしれない。

盗難など疑心暗鬼が渦巻き、次第に人間関係が険悪になる塹壕内部。隊長は重圧から酒に逃避する日々。そんな中、ダニエル・クレイグ扮する曹長はよく出来た兵士で時折英雄的にも映りますが、生きては帰り得ぬであろう総攻撃の前に、銃後の女房から送られた苺ジャムを舐めきろうとする描写はジーンと来たね。
posted by まっぴら at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ムビ・ログ(映画log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月03日

にわかにダミアニスト

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6月6日6時、
2人の子供が生まれ、1人が死んだ…
それが〈オーメン〉の始まりだった


のっけからすいません...新約聖書のヨハネの黙示録で「獣の数字」とされる「666(ネロン・ケサル)」。
ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である。(13章18節)」...第二の獣に従うものに押された「666」。数秘術ゲマトリアの解釈にもよるが、一説には「616」ともされるそう。
最も劇中語られる「彗星の到来と神聖ローマ帝国復活を告げる黙示の預言は映画的創作によるものなのだそうけれど、この映画の世界的ヒットで欧米では教会に通う人がにわかに増加したそうなんだ。(笑)

昨年の歳末にお買い物がてら、デパートの催し物会場で開催されているCD/DVD掘出市を冷やかしていたところ、このDVDを安値で見つけた。未だ棚落ちはしておらず定価では無論購入出来ますが、「こりゃあ儲けもんだ!ひっひっひ...」と即購入。メキドの短剣を掘り当てたブーゲンハーゲンが如く(笑)ホクホクしながら小脇に抱えて跳んで帰りました。

オーメン 製作30周年記念コレクターズ・エディション(2枚組)」。

劇場公開されたのはボクが小学生の頃...。昨年の木曜洋画で、旧作に忠実に撮影されたやたらと行儀の良いリメイク作品を観て、この旧作を「観たい観たい」と思っておりました。「オーメン」というのは「予兆」と意味だそうですね。

偶然映像特典であるメイキングから観たのですけれど、当時の製作陣は皆頑なに「この映画はホラーではなく、スリラーである」と豪語する。中でも後の「リーサル・ウエポン」シリーズのお抱え監督であったこの当時新進気鋭のリチャード・ドナーが「彼等親子は偶然と過失の連続による犠牲者かも知れない側面もある。悪魔による超常現象の為せる技ばかりに言及したくない。この映画は親を亡くして引き取られた哀れな孤児と、心理的に追い詰められ、狂気に駆られ変貌していく父親との哀しい物語だ。」と語ったのが印象に残った。確かに世界的ヒットにより連作を重ねていく20世紀FOXのエポック的作品ではあったが、半ば確信犯的に「予兆」を増長させてはいけないのである。
ここで語られた「父と子の関係」という側面で、改めてこの映画を観た時、公開当時のノスタルジーと共にふいに目頭が熱くなりました。

オファーを受けた主演のグレゴリー・ペックは、この頃3年間仕事が無く、しかもアサインされた当時は長男が自殺した直後であったそうだ。“父が息子を殺そうとする”テーマはあまりに重く、心理的負担を配慮して製作サイドは彼の起用に神経を尖らせたが、彼は快諾したという。
...ふとここで気が付くのはS・キューブリック作品「シャイニング」。父が息子を悪魔の使途と疑い、殺めようとするドメスティック・ヴァイオレンスな側面はこの映画の裏焼きではなかろうか?

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posted by まっぴら at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ムビ・ログ(映画log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

K-20 怪人二十面相・伝

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お正月休み。久々に劇場に足を運び、映画を観てまいりました。TVのCMスポットを観た際に、第二次世界大戦が起こらなかった日本の触れ込みと、アール・デコ調建築の合間合間に現れるトタン屋根お長屋の和製スチームパンク、オンパレードの世界観に「もう勘弁してけれ...」と怖気づき、当初あの黄色いボロっちい掃除機が主役の映画にしようかと迷ったのやけど...。

K-20 怪人二十面相・伝」。

かつてのVフォー・ヴェンデッタだのバットマンだのカリオストロだのラピュタだの、ありとあらゆる売れる要素をふんだんに盛り込んだ鍋に、首突っ込んだような2時間17分でした。これはお勧めです。こういう娯楽作品が邦画でも作れるようになった事に加えて、銀幕世界に通用しエンターテインメント性のあるダークなキャラクターを、日本も輩出していたのに改めて気付かされました。確かに全編通して面白い。これは金払ってまず損は無い。佐藤嗣麻子監督(脚本)作品。

江戸川乱歩が生み出した怪人二十面相と名探偵明智小五郎の手に汗に握る対決を、軍部と華族が未だ幅を利かし、絢爛と貧困が同居するす架空都市「帝都・東京」に持ち込んだ。謎の怪盗「二十面相」の罠にはまり、二十面相だと仕立て上げられてしまったサーカスの花形曲芸師“平吉”(金城武)が、自らの冤罪を晴らすべく、自らの技能と周囲の協力を受け、二十面相と対決する事になります。

金城武さん。上海ロケで街頭や壁面を相手に「マッハ!」に挑んだんですかね?(笑)独特の世界観を創り上げたVFXもさることながら、実際ありそうでなさそうな小道具ひとつひとつが細部まで凄いコダワリようでした。

カラクリ源治さん(國村準)、味があってよかったです。明智小五郎(仲村トオル)の婚約者を演じた松たか子嬢の、華族の出自ゆえのズレちゃってる感も充分笑いが取れました。一家に一台。オートジャイロ。いいですね〜。(笑) 小林少年(本郷奏多)率いる少年探偵団のB/Dバッジも懐かしかったね。(笑)

劇中登場する黒くくすんだ(国防色)帝都タワーの姿を見ていると、まるで「ALWAYS 三丁目の夕日」のネガ的パロディのような気がするのだけど...。ボクだけだろうか?
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2009年01月01日

雑踏を味わいに...

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まずは沢山の年賀状、どうもありがとうございました。
今日は朝から初詣の出かけておりました。我が家は受験生がおりまして合格祈願なのですが、親父的には子供の事情にかこつけて世間の賑わいを味わいにオンモに遊びに行きたかっただけ。(笑)
JRに飛び乗り、大宮駅へ...。目指すは武州六大明神のひとつ。大宮区高鼻町にある大宮氷川神社です。

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式内社、武蔵国一宮、勅祭社で、旧社格は官幣大社。大宮の地名はそもそも「大いなる宮居」すなわち「大宮」と呼称した事に由来するとか。
武蔵国造(くにつくり)は、この地を開拓した出雲国造と同族とする説もあり、ゆえ「氷川」は、出雲の「簸川」から来ているという説もあります。

須佐之男命・奇稲田姫命・大己貴命を主祭神として三氷川として祀り、須佐之男命を祀る男体社、奇稲田姫命を祀る女体社、大己貴命を祀る簸王子社の三社に別れておりましたが、かつての見沼の畔に大宮の氷川神社、中川の中氷川神社(現・中山神社)、三室の氷川女体神社が一直線に並んでいたそうで、この三社が男体社・女体社・簸王子社として一体の氷川神社を形成していたという説もあるそうです。

孝昭天皇3年(紀元前473年)4月に創建されたとされますが、歴史どころか神の時代の範疇の事でよく分からない。今でこそ武蔵国一宮と呼ばれますが、昔は氷川は多数あり、文献はどこの氷川を指しているのかが分からない。少なくとも室町期以降は武蔵国鎮守ですが、東京奠都の際、明治帝が当社を勅祭社と定め、四方拝などの宮中祭祀の対象に加えられたりして重んじられたそうです。
明治15年(1882年)社殿を改造し、簸王子社と女体社を廃して男体社に三神を祀るようになりまして、昭和15年(1940年)には、国費で社殿・楼門等を改築し、現在の姿になったそうです。

楼門が眼に鮮やかですが、ここに辿り着くまでが人、ひと、ヒトの大混雑。駅前商店街を突き抜け、大鳥居(第二鳥居)から参道に滑り込みましたが、露天の出店で参道が狭まっておりますから、どこまでも行列。露天の活気は大好きなんですが、画像のこの位置まで辿り着くまでがホンに一苦労でした。なんせ歳旦祭初日ですもんね。(笑)

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今年の干支であります、丑の絵が大きく飾られています。

参拝後、家内安全御札と学業御守を購入。そういえば大鳥居の目の前には大宮アルティージャのSHOP「オレンジスクエア」があるんですが、生憎お休みでございました。セガレはレッズ贔屓なんですがね。(笑)
代わりといっちゃなんだが、駅前繁華の商店でマンUの長袖シャツ(ルーニー/ゼッケン10)を強請られた。(笑)

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帰宅した後、おせち料理を戴きました。絢爛豪華ですね〜。豪華すぎるとも批判の声はあるかしれないが、これ少年教育の一環と考える。マックのクォーター・パウンダー・チーズが食えても、黒豆や数の子食えないのは日本人の心情的には嫌なんだな。ただでさえ好き嫌いが激しすぎるので、必ず一箸はつけさせる事と常としている。将来なんらかの出先で困るでしょう?

子供心は他所にワタクシは眼もお腹も満腹でございます。早く来い来い〜♪お正月ぅ〜♪ってすでに来年の話。この正月休みは、「メタボが正義」であると、声を大にして言いたい!(笑)
posted by まっぴら at 18:00| Comment(6) | TrackBack(0) | まっぴら歴史散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

謹賀新年2009

あ、あけましたね...。無事にあけました。
新年あけましておめでとうございます。
本年も今まで同様、変わらぬお付き合いの程ヨロシクお願い致します。
...で賀状。今年はこんな感じ。(笑)

postcard2009m.jpg


posted by まっぴら at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | デリ・ログ(日常log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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