2009年10月29日

東宝特撮映画DVDコレクション(3)

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軽い腱鞘炎ですか。右手を痛めてしまいまして、指が不自由なもんスから趣味の模型もちょいとお休み中。余暇の楽しみは今これぐらいしかありません。デアゴスティーニも三冊目になりました。早いですね。「東宝特撮映画DVDコレクション」の「三大怪獣 地球最大の決戦」。
東京五輪が開催された昭和39年製作/公開の映画が何故劇場で観た記憶がうっすらあるのか?不思議だったんですが、これは昭和46年の「東宝チャンピオンまつり」でリバイバルされた「ゴジラ・モスラ・キングギドラ(ラドンがいない!) 地球最大の決戦(改題)」の方を記憶していたんでしょう。この映画で印象深いのは、キングギドラが吐く怪光線で神社の鳥居がなぎ倒されシーンが(2〜3秒ぐらいのショット)あるんですが、距離感や構図、対比が実に絶妙なんですね。この円谷の特撮技術は今観ても惚れ惚れします。

黒部渓谷に落下した隕石は、金星の古代文明を滅ぼした宇宙怪獣キングギドラの卵だった。このキングギドラを打倒するため、インファント島から来たモスラを仲介役として、富士の裾野で行われるゴジラ・ラドンの3大怪獣の会談はコミカルな演出でしたが、他、人間ドラマの部分においては、サルノ国王女にして、ギドラに滅ぼされた金星人の思念に意志を乗っ取られ、自称:金星人となる若林映子さん(後の007ボンド・ガール)と護衛の刑事:夏木陽介さんとで、結局「ローマの休日」を撮りたかったみたいです。(笑) これにモスラ小美人を演じたザ・ピーナッツを含めると日本+サルノ国+ロリシカ国インファント島の三カ国 夢の顔合わせ!(笑

平田昭彦さん、黒部進さん、古谷敏さんなど後のウルトラ作品に登場するアクターの豪華な顔合わせ。天本英世さんや大村千吉さん(「怪奇大作戦」の「狂鬼人間」が有名ですが)など個性派俳優の登場。そのほか青空千夜・一夜の出演が時代を感じさせます。

次回配本(11/10)は、いよいよ神宮寺大佐率いる「海底軍艦」(昭和38年公開)の登場で、ムウ帝國のマンダ竜の如く、首を長くして待ちわびておる次第。(笑)

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2009年10月28日

「風林火山」読了

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武田の軍師:山本勘助に関しては以前「山師の勘」という稿を起こしましたが、これはNHK大河がまだ放映されていた頃の話。原作となった井上靖の時代小説はうろ憶えだった事から、もう一度ちゃんと読み直して見たいと思い購入しました。新潮文庫の¥540(税込)は決して高くはない。(笑)

ドラマの人物関係はかなり濃厚に描かれており、番組的キャラクターの肉づけを払拭しながら読む苦労はかなりのものでしたが...というのも原作品には信州真田家などほとんど登場しない。これは制作サイドが原作を膨らまし、あるいは逸脱し、池波のロングセラー「〜太平記」辺りのキャラクター・イメージを強引にドラマの中に混ぜ込んじゃった感が半ば確信犯的に大有りでして。だからドラマ・イメージのフィルター越しに原作小説を読みたくないのです。放映中の「天地人」の真田、特に“幸村の姉”と称せられる方など、確信犯呼ばわり以前にかなり露骨な所業ですね。昨今流行のイケメン俳優で覆い隠して、裏ではクソもミソも一緒な御乱行ぶりには、なまじ歴史小説好きなボクなど、もう眉を顰めております。シナリオはねえ。話の掻き回し方次第だと思います。そこに行き着く過程において、幾冊の本やwikiを読んで“額面通りそのまんま”参考にしたか?ではありません。またそういう行為をオマージュとは呼ばない。(苦笑) 

井上靖の小説は力強い筆致で、その人物像は実に簡明に描かれている事から、非常に読みやすい小説でありました。異相の軍師:勘助が架空の人物ではないか?という史実的疑惑は拭いきれないのだけど、その文学的技巧において鳥瞰的かつ躍動的なダイナミズム。それでいて心情の機敏がこうも細かく描写されていると自然感情移入せざる負えません。特に由布姫→その子:四郎勝頼を跡取りへと押したてながらも、その人選が将来的に結果、武田家に仇となしてしまった歴史の皮肉は、川中島においてこの天才的軍師の首がそっけなくコロリと落ちてしまった事象同様にココロに傷みます。

文章的には描写が少なく脳内ビジュアル的にあまり登場しない上杉謙信は、なかなか姿を現さない映画「JAWS」の巨大鮫の様に、返って恐ろしい強敵感が否応なくプレッシャーとして読者にひしひしと覆い被さってきますが、やはり当時の領分というのは山を越え谷を越えといった途方もない距離感に裏打ちされていますから、この点は妙にリアルさを憶える記述ではありましたけど。

ただ古豪族である諏訪衆の生き残りたる由布姫を信玄の側室へと、何故こうも熱心に推挙したのか?異形者の歪んだ愛情、その心の在り処が今ひとつミステリアスであるのだけど...。


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2009年10月26日

神楽月ぶんがく漂流奇譚

われは思ふ、
末世(まつせ)の邪宗、切支丹 でうすの魔法。
黒船の加比丹(かぴたん)を、紅毛の不可思議国を、
色赤きびいどろを、匂(にほひ)鋭きあんじやべいいる(カーネーション)、
南蛮の桟留縞(さんとめじま)を、はた、阿刺吉(あらき)、珍陀の酒を。

目見青きドミニカびとは陀羅尼(だらに)誦(ず)し夢にも語る、
禁制の宗門神(しゆうもんしん)を、あるはまた、血に染む聖磔(くるす)
芥子粒(けしつぶ)を林檎のごとく見すといふ欺罔(けれん)の器、
波羅葦僧(はらいそ)の空をも覗く伸び縮む奇なる眼鏡を...。(中略)



もう11月が目の前。ひどく肌寒くなりやしたでがんす。今月の新刊で割りとお気に入りだったのがコレ。「江戸時代のロビンソン―七つの漂流譚 岩尾 龍太郎 (著) 」新潮文庫。

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江戸時代:鎖国期の海難事故は大黒屋光太夫、高田屋嘉兵衛、ジョン万次郎など様々な方々の名を歴史に残しましたが、絶望の漂流の果てに、旺盛な生命力で奇跡的に生き延びた船乗りの事例は、調査によると約300はあるそうで。残念ながら運なく海の底に沈んじゃった人や船はその数倍、数十倍あるわけですよ。

筆者は国際文化学部教授をされながら、一方では国内においてダニエル・デフォー作「ロビンソン・クルーソー」の研究をされている方だそうで、奇しくも日本の魯敏遜(ろびんそん)となってしまった人物〜7人を取り上げて、そのサバイバル物語と異文化体験談を纏められておられます。

日本は古来四方を海に囲まれた海洋国家ではありますが、貨幣制度以前の石高至上の扶持米取り。要はおコメですわな。身分制度で農民を土地に縛りつけ、各地で奨励された内陸型農耕は非生産者である武士階級の生活を支えるため、列島近海を幾千幾万の千石船が沿岸沿いに周旋し、地方の生産地帯から一大消費地である都市部に、より多くの米穀をいち早く輸送しなければならなかった。

また鎖国によって外国、その異文化との交流が途絶されるにおいて、造船等テクノロジーの進歩が国内で停滞<凍結し、殊更遠洋・外洋航海に関してはあまりに低水準な航海能力、目視や先人からの伝承といった稚拙な観測技術で洋上に望まざる負えませんでしたから、世界の海洋遭難史においては極めて稀な長期的漂流の事態が発生しがちだったわけです。

ただ膨大な漂流事例があるのも関わらず、当時の封建制国家の枠組みの中で歴史的に封殺されてしまった感が濃厚で、苦難の殉難譚・冒険談の数多くが何ら現代に伝承されていないのが惜しまれます。鎖国時代、宗教・思想統制下の時代において、耶蘇圏からの復員者は、国禁ともされる海外情報流布の危険性も鑑み、国許押込や禁足...所謂終身禁固刑の処罰がそのほとんどだったと聞き及びます...。

しかし事故が日本人を世界に羽ばたかせてしまった。世界を股に掛けながらも「死ぬ時は畳の上で死にたい」とよく日本人は申しますが、果たして将来の日本人はコスモポリタンに成りきる事ができるのでしょうか?
“人間が生きる”という原点に立ち返れば、器用さから言っても、日本人は決して肉食系欧米人には負けていないんだよ。

巻末付録の江戸時代漂流年表が大変興味深い、価値ある一冊。


あるは聞く、化粧(けはひ)の料(しろ)は毒草の花よりしぼり、
腐れたる石の油に画(ゑが)くてふ麻利耶(まりや)の像よ、
はた羅甸(らてん)、波爾杜瓦爾(ほるとがる)らの横つづり青なる仮名は
美くしき、さいへ悲しき歓楽の音にかも満つる。

いざさらば、われらに賜へ、幻惑(げんわく)の伴天連(ばてれん)尊者、
百年(もゝとせ)を刹那に縮め、血の磔(はりき)背にし死すとも
惜しからじ、願ふは極秘(ごくひ)、かの奇しき紅(くれなゐ)の夢、
善主麿(ぜんすまろ)、今日を祈に身も霊(たま)も薫(くゆ)りこがるる。

〜北原白秋:邪宗門秘曲より


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2009年10月23日

らいすかれい強化週間

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らいすかれいの悦楽。久しぶりだなあ。今夜我が家はカレーだよぉ!
ルーはバーモントだけど、辛口と中辛のブレンド。具は大きく切り、圧力鍋で煮たのです。

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東海漬物の上質福神漬けを添えました。
さぁ〜て、見事に作りすぎたので、強化週間突入だな!
セガレよ。今夜から強化合宿だ。(笑


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2009年10月17日

東宝特撮映画DVDコレクション(2)

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今日はプチ法事ならぬ、顔見せ程度の用件で、
都内某所に母親と朝からお出かけ...。

ちぃとばっか臨時収入もあった事から、デアゴスティーニの「東宝特撮映画DVDコレクション2 モスラ対ゴジラ」を買ってしまいました。
(ワタシャ、子供か?)

さて、この映画が公開された昭和39年といえば「ひょっこりひょうたん島」がオンエアされた年。ボクはそのお隣のロリシカ国インファント島に想いを馳せ、精神的内圧の高いうちに観てしまおう。感想はまた後日。

〜( ̄∇ ̄)〜〜( ̄∇ ̄)〜モぉスぅラぁ〜やっ♪モスラぁ〜♪

ドゥンガンカサぁ〜クヤン♪インドぅムぅー♪〜( ̄∇ ̄)〜〜( ̄∇ ̄)〜

次回配本(vol.3 10/27)は「三大怪獣 地球最大の決戦」だぞ!





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2009年10月13日

ワライグリとヤキクサヤ

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笑い栗」って市販の商品なんですが、天津甘栗のようなもの?ホントに口を開けて笑っているみたいで...なんか大勢に笑われてるみたいで不愉快です!とっとと喰っちまえ!(笑

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珍しいところではくさやの干物瓶詰めを戴いたのだけど、ボクが知ってる限りではこれらの商品は以前は真空パック化されていた。昔は近所に家が少なく周囲に気兼ね無く台所で焼けたんですが、住宅環境の変化や推移と共にこれらが食卓に上がる機会も少なくなってしまった。まあ親父がいなくなってしまったので、酒の肴として出る機会もありませんが。
しかし相変わらず強烈な匂いですねえ〜。「インフルが直った!」とマスクを外したばかりの息子が、またマスクを持ち出した。
「発酵食品を食わんから風邪ひくのや!」この時ばかりとこの親父言う言う。(笑


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2009年10月12日

たいいくのひ

めっきり寒くなりました...って、まだ随分時期的には早いのだけど。(苦笑)でも今朝辺り寒くて起きたので、あながち間違いではありません。
お陰様を持ちまして子供のインフルエンザも薬の投与等で快方に向っております。ボクは陽性反応が出ず、ただの風邪みたい(?)ですが、ただ家庭内隔離のようなものですから、せっかくのこの連休は当然ながらどこにも出かけません。...でそれをいい事に趣味三昧していたから、今日は掃除だ!掃除。(笑

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晩飯はスキヤキだ。スキヤキ喰って体力つけましょう。しっかり戴きました。


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2009年10月11日

東宝特撮映画DVDコレクション

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書店で半ば衝動買いでしたが、デアゴスティーニの「東宝特撮映画DVDコレクション ゴジラ」を買ってしまいました。お話は有名ですので特別書き起こす必要はないと思いますが、この昭和29年公開の映画は、第五福竜丸の被爆事件や「また疎開か」といった東京大空襲を髣髴させる台詞など、戦後の世相を反映させた社会派的側面も見え隠れしております。後にTDF(TOHO defense force=東宝自衛隊)と呼ばれた新生警察予備隊/自衛隊も、旧軍&米軍譲渡の混合装備なれど、健気な敢闘を繰り広げています。伊福部サウンドがズシリと響き、モノトーンの世界に放射能を吐き散らかすゴジラの背ビレの怪しげな輝きが妙に恐いね。
この続刊は全55作品なんですって。初回¥990は次回配本(モスラ対ゴジラ)から¥1.990。マニアには新たなる茨の道かも。(笑)

デアゴスティーニ・ジャパン
http://deagostini.jp/ttd/



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2009年10月05日

ベッドでくつろぐ

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びいさんは元気です。
今日は美容室の日だったんですが、くたびれたと見えて、帰宅早々ボクの部屋でマジ寝してしまいました。ボクのベッドが乗っ取られそうな予感...。庇(ひさし)を貸して母屋を盗られるの例えあり。脅威の浸透能力と橋頭堡の確保力。(汗)


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2009年10月04日

ホルヒのその後...

このところ模型三昧しておりましたゆえ、来客の掲示板以外、表方面(mixi以外)のNET運営が滞っておりました。また模型を作っても全然UPしなかったり完成直前まで来てスン止めしてしまったりで、どのような制作状況なのか、よく分からないでありましょう。
先の「タミヤ1/35MM ドイツ・ホルヒ・タイプ1a」は墨俣の一夜城ばりに.htmlに纏めてボクの模型棚の方へようやくUPに漕ぎ付けました。
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...で、現在はその2台目をもう少しカスタマイズした形で制作中です。こちらは先の物とは違い、年内目標とは言いつつも、完成まではかなり時間を要しそうな気がします。シトロエン11CVも調子こいて新規購入してしまいましたが、手を付けられるのはこの先いつの事になるやら?

尚、模型棚に関してはすでに模型屋の店頭に持ち込んでしまった完成品もある事から、(画像撮影しようにも完成品が手元にない状況)記事のUPはしばらく順不同となりそうですのでご了承戴きたく思います。

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おや?台風到来ですね。お互いくれぐれも気をつけましょう。


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