2008年09月28日

大河「篤姫」(第39話)

大河ドラマ「篤姫 第39話 薩摩燃ゆ」を観てしまいました。いきなり余談ですが、先日「篤姫」も全ての撮影がクランクUPしたそうで、あおいちゃんが感極まって号泣していたそうですね。

京都へ出立した将軍家茂が無事到着したとの知らせが大奥に届き、天祥院は喜びますが、和宮は夫の身を案ずるあまり不安を募らせます。その頃の京都では長州藩を中核とした過激な攘夷派意見が朝廷を席巻しており、家茂は攘夷の断行を余儀なくされる政治的窮地に立たされます。
攘夷に先駆けて長州藩は関門海峡においてアメリカ・フランス船に砲撃を行いますが、薩摩でも先の英国人殺傷事件(生麦事件)に端を発した薩英戦争が勃発します。

錦江湾沖にイギリス艦隊が侵入。生麦事件の賠償金と容疑者の引渡しを拒否した薩摩と英国の間で戦争の火蓋が切って落とされます。これが薩摩の地言葉で「まえんはまいっさ」(前之浜戦っさ)と呼ばれる薩英戦争

薩摩藩が陸上砲台から先制攻撃を開始。対するイギリス艦隊は艦砲射撃で反撃。最新鋭のアームストロング砲が威力を発揮しました。アームストロング砲は後装式で、砲身内の施条により砲弾に回転を加え、弾道線を安定させ命中率を高める当時画期的な大砲だったそうです。TVでは効果上地上に弾着してありましたが、実際は人馬殺傷を狙う榴弾砲射撃でしたので、空で弾けて弾の破片が地上へと降り注ぎました。

この砲撃による薩摩側の陸上施設の損害は民家354余戸、藩士屋敷160余戸の被害を被ったそうです。

人的被害は両軍とも軽微でしたが、特筆するのは、当時イギリス海軍の艦載砲であったアームストロング砲が暴発事故が起こし、時の海軍から注文を全てキャンセルされたという逸話が残されています。この砲は後に本国の輸出制限枠から除外対象となり、南北戦争中のアメリカへと輸出され後に、幕末期の日本にも輸入されました。官軍の手に渡り、戊辰の役・彰義隊討滅のため「上野戦争」で使用されたのはあまりにも有名です。

砲撃戦後の講和で薩摩藩は英国に対し賠償金として2万5000ポンドに相当する6万300両を幕府から借用し支払ったそうです。おそらくは天祥院の助力もあった事でしょう。(しかし幕府も別に払っているから二重取り!)これによりイギリスは「タイマン張ったらダチ」とばかりに(笑)、時の政府である幕府よりも、一介の外様大名家である薩摩藩に急接近することになりました。その戦後外交の巧みさ!

火の海となった鹿児島市街。天祥院との約束「薩摩を守る」ことが出来ず、焦土とさせてしまった小松様の苦悩と慟哭が泣かせましたねえ。勝さんも発言力を強めてまいりましたが、幕臣でありながら幕府の政権存続に疑問を投げかけるような発言も見えてまいりました。

さて本日は日曜洋画劇場特別企画のドラマスペシャル「柳生一族の陰謀。」1978年に深作欣二監督が手掛けた劇場作品のリメイクだとか。こちらも楽しみです。
posted by まっぴら at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | テレ・ログ(TVlog) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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