2009年01月03日

K-20 怪人二十面相・伝

k-20.jpg

お正月休み。久々に劇場に足を運び、映画を観てまいりました。TVのCMスポットを観た際に、第二次世界大戦が起こらなかった日本の触れ込みと、アール・デコ調建築の合間合間に現れるトタン屋根お長屋の和製スチームパンク、オンパレードの世界観に「もう勘弁してけれ...」と怖気づき、当初あの黄色いボロっちい掃除機が主役の映画にしようかと迷ったのやけど...。

K-20 怪人二十面相・伝」。

かつてのVフォー・ヴェンデッタだのバットマンだのカリオストロだのラピュタだの、ありとあらゆる売れる要素をふんだんに盛り込んだ鍋に、首突っ込んだような2時間17分でした。これはお勧めです。こういう娯楽作品が邦画でも作れるようになった事に加えて、銀幕世界に通用しエンターテインメント性のあるダークなキャラクターを、日本も輩出していたのに改めて気付かされました。確かに全編通して面白い。これは金払ってまず損は無い。佐藤嗣麻子監督(脚本)作品。

江戸川乱歩が生み出した怪人二十面相と名探偵明智小五郎の手に汗に握る対決を、軍部と華族が未だ幅を利かし、絢爛と貧困が同居するす架空都市「帝都・東京」に持ち込んだ。謎の怪盗「二十面相」の罠にはまり、二十面相だと仕立て上げられてしまったサーカスの花形曲芸師“平吉”(金城武)が、自らの冤罪を晴らすべく、自らの技能と周囲の協力を受け、二十面相と対決する事になります。

金城武さん。上海ロケで街頭や壁面を相手に「マッハ!」に挑んだんですかね?(笑)独特の世界観を創り上げたVFXもさることながら、実際ありそうでなさそうな小道具ひとつひとつが細部まで凄いコダワリようでした。

カラクリ源治さん(國村準)、味があってよかったです。明智小五郎(仲村トオル)の婚約者を演じた松たか子嬢の、華族の出自ゆえのズレちゃってる感も充分笑いが取れました。一家に一台。オートジャイロ。いいですね〜。(笑) 小林少年(本郷奏多)率いる少年探偵団のB/Dバッジも懐かしかったね。(笑)

劇中登場する黒くくすんだ(国防色)帝都タワーの姿を見ていると、まるで「ALWAYS 三丁目の夕日」のネガ的パロディのような気がするのだけど...。ボクだけだろうか?
posted by まっぴら at 15:00| Comment(6) | TrackBack(1) | ムビ・ログ(映画log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
思った以上に面白かったですねー!
もう少し月並みな作品かと思ってました。
人間関係も良い感じだし、松たか子の葉子が
良いアクセントになっていて良かったですよね。
それにあのヤマカシのようなアクション。
金城武もこういう役の方が好きだなあ。
帝都タワーは三丁目における東京タワー的存在ですか!
成る程、そういう捉え方もありますね。
特撮も本当に頑張っていて「252」より遙かに
日テレ55周年にふさわしい作品でしたね!
Posted by マクノスケ at 2009年01月05日 13:36
>マクノスケ姐様
コメントありがとうございます。
さっき本屋で立ち読みしていたら「廃墟巡礼」なる写真集を見つけたのですが、紐解いてみたら内容は心霊スポットの本でした。(泣)

>K-20
行き当たりバッタリ出かけましたが、お目当ての(時期を外した)「レッドクリフ」がレイトのみの上映でした。(ちゃんと下調べをしないボク)
「ウォーリー」とどちらにしようかと迷ったんですけど、コッチを選んで正解かもしれません。

袖口から出るワイヤーとウエディング・ドレスのお姫様なんて明らかにソレ。(笑) 帝都タワーは「三丁目」をかなり意識してるんじゃないのかなあーって思いました。つぅーか、この映画、日テレ55周年記念の割にはTVCMで損してる感じがしませんか?

一直線に突っ走るシーンがお気に〜なんですが、上海ロケかと思っていたら、あれが噂の万田坑なんですね。エンド・クレジットにアラオの教育委員会とか出てましたが、ホントに高月さんのお膝元なんですねぇ...。

帝都は麹町とか露骨に地名がでてましたが、ノガミってどこだろう?それと姐ちゃん。要潤さんって何処に出てたの???
Posted by まっぴら at 2009年01月05日 14:42
やっぱり全体的にカリ城オマージュなんですかねえ。
「252」はあんなにCMやっているのに、その割に「K−20」はやってないような気がするんですが、たまたま私が見ないだけなのかなあ。
高月さんのところのロケ。
地元が舞台になっているっていいですよね。
こちらも太宰治の映画を秋頃撮ったみたいで・・・、
でも作品的に見に行かないかなあ。
要潤は冒頭、二十面相が化けていた人です。
あのテスラの説明していた。
あのマスク・・・直に見てみたいなあ。
Posted by マクノスケ at 2009年01月07日 13:29
>マクノスケ姐様
コメントありがとうございます。
要さん情報ありがとうございます。
お恥ずかしい話、まったく気が付かなかったです。

>オマージュ
決して言いませんけどね。影響は受けている(?)
高低差を配した舞台を用意すると必然的にあーゆー作りになってしまうのかも。そういった上ではあのアニメがキャラの理想的な動かし方を一通り描いてしまっているので、後発作品は必然的に似通ってしまうのかも?

>CM
「続三夕」の放映前後は結構観たような気がするんですが...。「同じスタッフ!」とVFXの部分ばかり、押し出し過ぎのような気がしたんです。あくまで背景とか世界観ですから。お料理に例えるなら、見栄えのいいお皿の部分でしょ?

>ロケ
そちらを舞台にした映画があるのでつか...?
「ガメラ」で駅が出ていたのは憶えています。
うちの方は何にもないなあ...。しんちゃんの幼稚園の先生の名前ぐらいだなあ。(苦笑)

さいたまスーパーアリーナは、戦隊ものとか平成ライダーシリーズでロケはってたみたいですけど、ロケは早朝らしいですね。

ああっ。仕事が始まるとこの時間、妙に眠い...。
( - _ゞ ゴシゴシ
Posted by まっぴら at 2009年01月07日 21:01
埼玉のロケ  
私が小学生の遠足で長瀞の石畳で研修中、大瀬康一@隠密剣士がロケをやっていたのが初体験でしょうか。
高島(弟)も高鼻の特設派出所で警官役をやってましたな。 
バブル時には私立校がよくロケ地になり、いよいよN○Kの朝ドラに真打埼玉が登場と。

Posted by ラットモーター at 2009年01月08日 20:11
>ラットモーター様
コメントありがとうございます。

多部ちゃんはレーザー・ビームが出そうな鋭い目線が特徴ですが、前髪下ろすと結構かわゆいのだ。(笑) 「ヤスコとケンジ」はなんだかんだ言って最後まで観ちゃいました。

>ロケ
小学校の頃、荒川近くのガソリンスタンドでバリタンクを見た事があるのれす。ゴレンジャーの。(笑)
でも窓から運転席覗き込んだら、最新鋭のコクピットシートではなく、座席の変わりに古タイヤぶっ積んでありました。(爆笑)
本田エアポートなど、バラエティ番組のスカイダイビングなどやってるのかも知れませんねえ...。

都内に勤めに出るようになってからは、いろいろロケに遭遇するようになりました。最たるものは勤め先のゲーム会社の新館は、TV「蘇る金狼」やその他ドラマの舞台になったもんなあ。

>真打
大河の「義経」でタッキーが榎●牧場に来ていたらしいんです。
「つばさ」の話題をそちこちで聞くのですけど、密かに楽しみにしている...?「瞳」の月島セットの使いまわしだったら、川越住民を敵に回すでえ〜。(笑)

でも喜多院周辺等、いいショットを絡めようにしても、決してあそこはデート・スポットではないですけどねえ。(笑) 
市内は道が狭い割には254から16号に抜けようと、大型ダンプの通行がやたらと多いし。(苦笑)
Posted by まっぴら at 2009年01月08日 21:40
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/112079801
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

K-20 怪人二十面相・伝
Excerpt: 午前中、家事を片付け午後からサントムーンで「K-20 怪人二十面相・伝」を見てきました。 怪人二十面相に罠に掛けられ二十面相にされてしま...
Weblog: マクノスケblog
Tracked: 2009-01-05 12:41