2006年02月05日

川崎三式戦闘機「飛燕」

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無事、青空セリ!」てな具合。
我が家の“サンマの三助”こと、1/48「三式戦闘機 飛燕」が完成しました。もう店頭にお輿入れしてしまいましたが、画像を撮影しておいたので本日UPに漕ぎつけました。ふぅ〜っ!
最後の研ぎ出しに失敗した箇所もありましたが(汗)今まで「飛燕」を作った事がなく、また“手のかかる子供ほど可愛い”の例えあり、まっぴら的には感無量であります。
ちなみにあげた画像のほとんどはフラッシュ撮影で臨んでおりますが、フラッシュをたかずに撮った画像も数点あり、個人的には気に入っております。フラッシュが機体に反射してハレーション...作為的に作った微妙な色彩や光沢がどっか吹っ飛んでしまうので、銀地の撮影は意外と難しかったです。
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「飛燕」はこの角度で眺めるのが好きです。機体下部の水/潤滑油冷却器がボコっと張り出して、お世辞にも美しいとは云い難い感もありますが、非常にいいスレンダーなナイス・バディだと思いました。制作当初、ダンダラ迷彩塗装で臨もうかと思っとりましたが、何か勿体無くなってしまい「飛行第244戦隊 そよかぜ隊 生野隊長搭乗機 調布飛行場 〜1945」を選びました。“銀地に赤白”、加えて“流星マーク”というのは、「ウルトラマン」のビートルのカラーリングやマーキングに通じるものがあり、妙に懐かしさを憶えました。

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当初、両翼に搭載が予定されていたホ5(一式20mm固定機関砲)はアメリカ・ブローニングの12.7mmを中央工業でコピーし半ば国産化したものだったそうですが、ショート・リコイル機能を取り入れた為に故障が続出し、また弾薬の完成の遅延から、実用化が遅れたそうです。このホ5の開発遅延の穴を埋めるが為に導入されたのが、独MG151/20 20mm機関砲(通称マウザー砲)なのだそうです。全長1.77m、重量42kg、初速762m/秒、毎分発射速度800発、有効射程距離850m。ただマウザー砲装備機は重量増大、空気抵抗の増大で速度や上昇力はいくぶん低下してしまったそうですね。
ちなみに模型の方のマウザー砲もなかなかの“泣かせ者”でして、見事にぶきっちょが炸裂してうっかり銃身を指で弾いて折っちゃいました。たははっ!(笑)


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銀地は前回の「一式戦闘機 隼」の教訓から、数色ほど用意して吹き分けました。昭和十八年度の生産性向上化対策以降、機体各部には木製部品、鋼製素材、ジュラルミンもスクラップからの再生部品が多く取り入れられたそうですが、不純物やオイル焼けで黒ずんでしまった色合いの物が多かったとか。このため無塗装だとツギハギだらけでみっともなく見えるので、陸海軍統一塗色規格が制定されたらしいです。ですので模型の方は、機体下部、給弾パネル辺り...熱や排煙が篭りそうな、あるいは油で濡れそうな箇所など、想像を逞しくしながら、黒っぽく吹いたり赤っぽく吹いたりしました。この辺りの作業が一番楽しいですよね〜。

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まっぴらは超ビンボーなので、スケビはおろかホビー雑誌を一切読んでいません。万事我自我流、独眼流伊達政宗。ですから機内内部色“サンディ・ブラウン”など、チハ工作で余ったお手製の敗戦色(と勝手に読んでいる、要は枯草色)でいい加減にシュー!(笑) アザトイくらいの色彩の方が、終戦ちょい手前の逼迫日本臭がにじみ出て、返って良いのだ!

また映りこみ=二次反射が得られそうな箇所(主に凸部)は青っぽく吹いた(バカ)ですが、コレは本人「絵画っぽくって、うん!これはいいぞ!」と調子ぶっこきましたが、冷静に立ち戻ると意外と味濃く映るので、サッとくらいが本当は調度良いかもしれましぇん。(反省)

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銀地の難しいところは、粒子が粗く、薄めると尚吹きづらい。また上にも下にも顔料の定着が悪い事。工程上、指で触りそうな(触れそうな)箇所。迂闊に爪で引っ掻いたり、テーブルに置いたりしただけで、「はいっ!それまぁ〜でよっ!」てな具合。
陸軍機のマーキング“注意書き”の指示通り、フムナ(踏むな)ノルナ(乗るな)サワルナ(さわるな)てなわけです。(笑) 
基本塗装(味方識別帯と白ベルトを含む)が終わった時点でラッカー系のクリアーでコーティングをかましたつもりですが、あ〜んまり意味無かったねぇ。銀地が返って曇るし...。まっぴらはここいら辺で“1へナ”ならぬ“3へナ”ぐらいでした。
最終工程、“研ぎ出し”をやりたかったので水性クリアースプレーを厚めに吹いたところ、銀の微細な粉末が液化したクリアー皮膜に渦を巻いてぶわーっと浮き上がり出し(!)、もうヘナヘナ状態でしたけど。(汗)
これだからヒカリモノ=銀塗装は嫌いだぁ〜っ!

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でも面白かったねえ〜。
あっ!次回作の予告...今月から「二式単座戦闘機 鍾馗(しょうき)」の制作に入ります。え何?「ショーキの沙汰とは思えない?
...誰だ?陰口ひそひそ言っているヤツは...?(苦笑)
posted by まっぴら at 22:00| Comment(2) | TrackBack(0) | モケ・ログ(模型log) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして・・
三式戦の銀の表現が上手ですね。
渋いです。実機もきっとこんな感じだったのだと思います。私も第二次大戦の旧軍陸軍機を一通り作りましたが
なかなか『無塗装銀色』の表現が難しくて・・
Posted by プラモおやじ at 2012年09月14日 17:44
>プラモおやじさん
随分昔の記事ですが、コメントありがとうございます。
私は戦車専門なので、飛行機はあまり作らないんですが、一時期陸軍機にはまっておった次第です。正確無比な形状等などあまり詳しくありませんので、塗装のクオリティで見せられないものだろうかと当時考えていたと思います。

>銀塗装
色を数段階に分け、モザイク状に塗っていくといいかな。これを作っていた頃よりは市販塗料も充実したように思われますので、いろいろ試されるといいかもしれませんね。
Posted by まっぴら at 2012年09月15日 18:50
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