昨日に引き続き、丸山誠治監督作品「太平洋奇蹟の作戦キスカ」。1965年(昭和40年)の邦画DVDを、借りて見てみる事としました。
この映画が気に入っているのは、戦争という未曾有の破壊と殺戮が横行する中で、孤立無縁の絶海の孤島キスカ島から、日本軍守備隊5200名を「死なさず」に「一兵残らず救出する」というテーマが気に入っているんです。どことなく相手の鼻を明かすといった、かつての戦争洋画の「大脱走」に通じる爽快感がありますね。
太平洋戦争のターニング・ポイントとなったミッドウェイ作戦。この作戦と呼応して、北方水域:アリューシャン列島方面からの米軍の反抗を阻止する目的で、ダッチハーバーを空襲。ベーリング海に浮かぶアッツ島、キスカ島を占領した日本軍。
しかし米軍は反抗作戦を開始。アムチトカ島の上陸占領。更にはアッツ島には米第7師団が上陸。激しい戦闘の後、日本軍守備隊約2700名は玉砕。同島は占領されてしまいます。
海上輸送は途絶し、補給線の断ち切られたキスカ島は、圧倒的な戦力を持つ米国・北太平洋艦隊に包囲され、絶え間ない空襲を受けながら、奪回の危機にさらされるようになりました。
これ等将兵を損なうことなく速やかに撤退させる為、大村少将(三船敏郎)率いる日本海軍第5艦隊第1水雷戦隊(わずか12隻)は、立ち込める濃霧をついて敵艦隊の包囲網を突破。米軍の最新鋭レーダー網を避ける為、岩礁の多い難所や、島影を利用して、奇跡的な「キスカ島守備隊の無血救出」を完遂する。後に米国海軍を驚愕せしめたという「キスカ島 奇跡の作戦」の全貌を描いた壮大な救出劇です。
友人である艦隊司令官(山村聡)の強い信頼に支えられ、難局を打開しようとする戦隊司令官(三船敏郎)が安定した演技力(説得力)を発揮。救出作戦に最適な濃霧の発生を予測する為、いきり立つ軍人の圧力に屈しない忍耐強い気象学者。疲弊しつつも粘り強く艦隊の到着を待つ守備隊兵士の姿が胸を打ちます。後のウルトラ特撮シリーズの顔となる黒部進さん、二瓶正也さん、阿知波信介さんなどの登場。更には藤田進(守備隊司令官)、平田昭彦(軍医長)の登場が面白かったです。兵隊の中にフランキー堺が居たような気がするのですが、クレジットされていないことから、どうも気のせいだったみたいですね。
円谷英二の特撮も冴え渡り、團伊玖磨作曲の「キスカ・マーチ」は耳心地のよい名曲でした。
さて劇中、キスカ島への物資輸送に従事し、空襲で沈められる「伊号7潜水艦」が描かれていましたが、戦史(除籍名簿)を調べてみると実在したそうです。伊号7潜水艦と伊号24潜水艦の2隻が、キスカ島の輸送作戦に参加し、実際は空襲ではなく駆逐艦に撃沈されていました。
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TB頂いたのが前に書いていたブログだったので、
今書いているブログに記事をインポートして、
頂いたTBを表示させることが出来ました。
いつか過去記事を今のブログにインポートしようと思いつつ、
ほったらかしにしておいたんですが(^^;)ゞ、助かりました。
この調子で他の記事もインポートしようと思います。
あららっ!すいませんでした。「ひとり三船祭」に興じておりました。(笑)
随分前に「キスカ」の記事を読んだ記憶があったのですけど、旧日記の方でした。TBに関して一筆認めようと思っていたのだけど、ゴタゴタしておってすっかり忘れておりました。ようやく映画見ましたです!
コメントにあったように、特撮凄く良い出来でしたね。取り急ぎ...。(汗
事が出来感謝しております。
今のブログの方にもちゃんと表示出来て良かったです。
「キスカ」も本当に良い映画でした。
特に三船さんの豪快な演技は魅力的ですよね!
コメントありがとうございます。
>三船さん
最近の役者さんも確かに上手いです。香川さんとか。
でもこういう取り巻く空気まで揺れ動くような、
豪快な演技が出来る役者は、もう出てこないかも知れませんね〜。
そうそう。大村少将のモデルになった木村昌福少将のお話をそちらでしましたが、この方の本籍は鳥取だそうですけど、出身は静岡だったそうですね。wiki掲載の経歴に驚きましたが、実戦一本槍の正真正銘の船乗り!静岡は次郎長といい、親分肌の豪快な方が多いですねー。(笑)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E6%98%8C%E7%A6%8F