2016年08月08日

ワールド・オブ・スパイダー-バース

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昨日は注文していた『ワールド・オブ・スパイダー-バース』を店頭に引き取り。また以前より欲していた『ダーク・アベンジャーズ:アセンブル』も同時購入で、本懐を遂げた1日。

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スパイダー・アーミー達とインヘリターズ激突したスパイダー-バースは全三部作に及びましたが、前作『エッジ・オブ・スパイダー-バース』同様、その総力戦の裏側で繰り広げられた知られざる幾つもの攻防を一冊に纏め上げています。担当の絵描きさんによってもタッチが大きく違い、またスパイダーウーマン達、キャップやアイアンマン(ウェブ柄のスパイダー仕様w)、ヴィジョン等、アベンジャーズの面子も登場するので楽しいです。

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多元世界=アース-138のスパイダーマンことスパイダーパンクの一編で驚かされたのが、正体がホビー・ブラウンだった事。

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彼は元ヴィラン。J・ロミータ翁の描くスパイディに一発でのされて改心した微ラン(笑)プラウラー。たぶん光文社コミックの元ネタを知ってる人少ないだろうなぁ。ヴィランであるドクオクやハルク/ブルース・バナーまでもがスパイディの衣装を身に纏う、流石マーベル混沌世界w

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スパイダー・パンク。巻末のマルチバースによると、ノーマン・オズボーン大統領(! ※元グリーン・ゴブリンにしてダーク・アベンジャーズの総帥)に反抗し、パンクロックで政府転覆を画策するアナーキストとあるんだけど、生活に喘ぐしがない窓ふき青年だったホビー・ブラウンより、ピーター・パーカーの級友で抗議集会好きのランデイの方が似合いだと思うんだけどなぁ。

同日手に入れた『ダーク・アベンジャーズ:アセンブル』の感想等については稿を改めて・・・
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2016年07月17日

死者の帝国

そもそも億劫がって"アメコミ"というカテゴリを用意しないことから、内容がいろいろなカテゴリに跨ってしまう。今回はゾンビネタなんですけど、コミックの枠に含まれるのか?
以前、シビルウォー クロス・オーヴァー作品で『アイアンマン:シビル・ウォー』の話を書いた際、参加アーティストにアレックス・マリーヴ氏が居られて、大変絵が巧くて驚いた事がある。その後購入した『INTERNATIONAL IRONMAN #1』の作画も同様に彼の手によるものだった。画像は『Scarlet』。これも彼の絵。

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現行のマーベルコミックで展開している作品群の中に、ホラー映画の巨匠:ジョージ・A・ロメロ御大がライフワークの集大成として挑んだ『EMPIRE OF THE DEAD』があり、作画担当者の中にアレックス・マリーヴが参加している事から興味津々。かのタッチでどのような地獄絵巻が展開されるのか?現在コミックの取り寄せや定期購読が可能か否か検討中・・・

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コミック、更にはゲームも企画されているそうですが、内容は今のところよくわからない。画像検索をかけてみてコミック画像を断片的に拾ってみると、どうも『ランド・オブ・ザ・デッド』で描かれた外部と隔絶された階級社会をマッシュアップしているような印象を受ける。映画化ももう一花期待したいところですが、さすがに御大も高齢ですからちょっと無理かなぁ・・・

かの監督は近年懐古趣味的な作風を作品に盛り込みがちですが、現代風のスピード感覚をあまり要求したくない監督。また作風も古いしねえ・・・特に『ランド・オブ・ザ・デッド』以降、生存者はある種、記号にしか過ぎないというような。バックボーンをいくら配しても絵空事的な虚構や手のうちをすぐ見破られてしまい、返って終末世界観に長年胡坐を掻いてしまった罰で、混沌に終わりを見いだせない=作品的な底の浅さを露呈してしまうような気がします。ですからコミック&ゲームで先行して、誰か後進で力量のある若手の方にお願いできないものかと妄想した次第。

もっとも『ウォーキング・デッド』ですら終局が見いだせず物語が混沌として徘徊しておりますから、この作品をインスパイアされてしまう可能性もありうるわけで。願わくは御大が筆を折る最大の事情・・・不敬ながら死を持ってしてまったくの未完として欲しいところでもあります。一粒の麦死してカテゴリはまた新たな才能が芽吹くであろうやと。

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2016年07月16日

ダーク・アベンジャーズ SIEGE

前科無限大、学級崩壊上等でスタートした悪党どもが主役を張るヒーローコミック『ダークアベンジャーズ』。その中編に当たる『ダークアベンジャーズ・モレキュールマン』を手にしたのは4月の17日の事。その最終巻である『ダークアベンジャーズ・SIEGE』が手に入りました。Siege=包囲、攻城戦の意。構成メンバーの筋の通らぬクズっぷりは、同じ悪党でもかつてのワイルド7を上回る(^^;

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無軌道に振る舞う悪のアベンジャーズと、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、マイティ・ソーと往年のBIG3が参戦するニューアベンジャーズが激突し、その崩壊と戦後処理を描きます。
この作品が面白い点は、元グリーン・ゴブリンであるノーマン・オズボーンは、己の内に秘めた悪(グリーン・ゴブリンやロキ!)の幻影に悩まされながらも、アイアン・パトリオットを身に纏い、自らもヒーローであり(続け)たいという願望を持つところ。自らがこさえた元スーパーヴィラン・チームであるダークアベンジャーズに掻き乱され、もがき苦しむ学級担任的な役どころ。

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出来の悪い子ほど可愛いのは東西変わらずか?本書原作ライターであるブライアン・マイケル・ベンディスが自らが手掛けた本作に別れを惜しむ後書きが心を打ちました。この作品は是非映像化を希望したいところ。ノーマン・オズボーンは恰幅の良さから、最近薄くなった頭を見込まれてヴァルチャー(禿鷲)役をアサインされた(?)マイケル・キートン氏など適役だと思うんだけどなぁ・・・。だって問題は髪だけでしょ?(^^;

しかしシリーズ導入部である『ダーク・アベンジャーズ・アッセンブル』が未だ手に入らない事から、シリーズの中編から最終巻を先に読んでしまったのが惜しまれます。早く全巻揃えたいところなんだけど・・・(^^;
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2016年07月12日

アイアンマン≠リリ・ウィリアムズ

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マーベルの発表によると、現行のコミック「シビル・ウォー2」で、アイアンマンはトニー・スタークから、15歳の黒人少女:リリ・ウィリアムズに交代するそうで・・・

すでに今年初めから作品に登場しているリリは、シカゴ出身の天才科学者でマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生という設定。マーベルの発表にネット上は沸き立ち、これでまたマーベル世界の多様性が深まると歓迎した。(一部転載)


新規読者層の開拓だと思うんですけど、奇をてらい過ぎてボクはあんまり歓迎しない。それまでのアベンジャーズの中において、人種や老若男女の比率がおかしくなってしまうのではなかろうか?こないだもキャプテン・アメリカは実はヒドラの手先であったという設定がNET上で流布され物議を醸しだしたばかりだ。だいたい名称自体『アイアンマン』ではなく『アイアンウーマン』か『アイアンメイデン』だろ。


如何にも他民族国家を反映させた設定変更は90年代ぐらいから着々と始まっていて、リブートされたMs・マーベル/カマラ・カーンはムスリムにしてパキスタン系アメリカ人。


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スパイダー・ウーマンのSILK(シルク)は韓国系アメリカ人・・・


そういえば『〜エイジ・オブ・ウルトロン』からメンバー入りしたアンドロイドのヴィジョンはソウル生まれの韓国製品でしたっけ。
自由度が高く多角的側面を持ちたがりな何でもありのアメコミ世界ですが、アジア系の台頭と安易なセックスチェンジは混乱と混沌しか産み落とさないような気がするので、ご勘弁いただきたいというような個人的感想というか警鐘を一席(^^;
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2016年07月03日

エッジ・オブ・スパイダーバース

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多元宇宙を舞台にスパイダーアーミーとインヘリターズとの壮絶な戦いを描いた一大巨編『スパイダーバース』。その前日譚である『エッジ・オブ・スパイダーバース』が入荷したという連絡を受け、一路大宮豆魚雷さんへ。

スパイダーマン関連書籍からのタイインが5編、ミニシリーズから5編。単発スペシャルが1編という計11話が収録されています。日本では紹介される機会が少ないと思われますが、マーベル多元宇宙にはいろいろなスパイダーマンが存在します。アーロン・エイクマンの装着するザ・スパイダーマンは、ほぼアイアンマンと同一線の強化外骨格。

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またベニ・パーカーの操縦(!)するスパ//ダー等、かなり日本のエヴァなどアニメの影響大だな〜というのが率直な感想。未見であったスパイダーグウェン#2も収録(邦訳)されておりました。かなり読みごたえがあります。

『エッジ・オブ・スパイダーバース』購入と時を同じくして、こちらは原書(未邦訳)である『グウェン・プール#3』も同時入手。グリヒル先生手掛けますこちらの本は毎月楽しみにしています。グウェンちゃんはスパイダー能力と融合してスパイダー・グウェンとなりましたが、こちらはデッド・プールと融合した事からグウェン・プールw。

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シューティングレンジのペーパー・ターゲットがキャップのシルエット!映画の公開が待たれる『ドクター・ストレンジ』と共演とは意外でしたねえ。

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更にダイアモンドセレクトのPVCスタチュー『ファム・ファタール/マーベルコミック: レディ・ソー』を衝動買いしてしまったのは、明らかに『グウェンプール#2』の影響なんだけどなぁ・・・(^^;

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マイティ・ソー世界では新たな読者層獲得の為、ソーを女性化して作品展開をしているそーな。一説にはソーの恋人であるジェーン・フォスターであるとも囁かれてるのだけど、スカーレット・ウイッチの如く現実歪曲能力が業界内に炸裂しておりますなあ・・・

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2016年05月03日

マーヴェル沼:蜘蛛巣城

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シビル・ウォー関連のアメコミを探して、大宮の豆魚雷さんで遊んでましたが、グウェンちゃんにちょい浮気しまして♡『SPIDER GWEN』と『GWENPOOL』を二冊購入。グリヒルさんの『GWENPOOL』、素敵だねえ〜一撃で虜☝
グリヒル先生は日本人イラストレーターのユニットだったんですね。(実は近隣にお住まいなんだとか・・・(^^;

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映画『アメイジング・スパイダーマン2』の中で墜落死したグウェン・ステイシーがマーヴェル別次元の中でスパイダー・ウーマンとなり活躍・・・いや!スパイダー・グウェンですか。『スパイダー・ウーマン』はまた別個にある作品。

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更にスティシーがアメコミ一の問題児:『デッド・プール』と融合してしまったのが『GWENPOOL』なんだとか。いやはや・・・汗

さて、シビルウォー クロス・オーヴァー作品群の中でも今回運よく購入出来たのは『『アイアンマン:シビル・ウォー』。数人のアーティストがそれぞれのタッチで物語を描く構成で"アイアンマンの視点から今回の超人登録法案可決に際しての一連の騒動を描いている"わけですが、中でもアレックス・マリー(ヴ?)の描いた『シビル・ウォー THE CONFESSION』。S.H.I.L.D.長官となったトニー・スタークのいぶし銀のド渋さ、物凄さ・・・うえええっ(溜息)

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実はヴィレッジ・ブックス(翻訳アメコミ)で近日出版予定のUSオリジナルカバー版『スパイダーバース』の予約にいったのです。古今スパイディの派生派・親類縁者wが一堂に会する総集本。(東映版スパイディもいるんだとかw)フランス人のコミック・アーティストであるオリビア・コワペル氏の手によるアートが秀逸。マーヴェルがほんの少しだけ私に活力を与え続けてくれる。発売が今から楽しみです。

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posted by まっぴら at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マガ・ログ(コミックlog) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月17日

マーヴェルへの誘い(7)ダーク・アベンジャーズ

当ブログはマーヴェルに関してカテゴリを別に分類しておりません。ですので、映画もコミックもゴッチャゴチャになってしまう事お許しあれ。

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マーヴェル・コミック『ダークアベンジャーズ モレキュールマン(邦訳)』を購入。S.H.I.E.L.D.解体後のアベンジャーズはワイルド7のような荒くれ集団w 新治安維持組織:H.A.M.M.E.R.を創設したノーマン・オズボーンって・・・あれっ?『スパイダーマン』の敵役:グリーン・ゴブリンその人じゃなイカ!

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異星人:スクラルの侵略に呼応し、S.H.I.E.L.D.を解体に追い込んだノーマン・オズボーンは、グリーン・ゴブリンの悪夢に苛まれながらも、スタークから半ば奪ったアイアン・パトリオットを身に纏い・・・ホークアイも登場しますが、これは2代目。ブルズアイが襲名しています。ブルズアイは『デアデビル』の敵役・・・Ms・マーヴェルはヤリ魔の色ぼけ姉さん。(^^; スパイディなんぞは事もあろうに端からヴェノムが化けてますwww

その他ウルヴァリン/ダケン、セントリー、アレスも登場しています。混沌のマーヴェル。とにかく既成事実としてスタートしており、日本の漫画の様に要所要所優しく丁寧に解説してません。悪を持って悪を征すという凄い展開なんですが、ふと気が付いた。

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年内公開予定のDC作品『スーサイド・スクワッド』は、ひょっとしたら映画産業参入に後れをとったDCのダーク・アベンジャーズ封じなのではなかろうか?さればマーヴェル『アベンジャーズ』は、DCコミックにおける『ジャスティス・リーグ』・・・と。



posted by まっぴら at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | マガ・ログ(コミックlog) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月10日

"も"のの訃〜ワイルド7R

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さる4月3日、日本アクション漫画界の巨匠:望月三起也先生が鬼籍に入られてしまった。"三度家を建て直す"と"三起"を名乗られながらも、その創作活動人生、不思議と"どこまでも7という数字に魅入られた"大作家さん。御年77歳・・・合掌。

高校生の時分、学校近くの商店街の古本屋で何気に手にした『秘密探偵JA』、『ワイルド7』。この作品が自分に与えた影響は計り知れない。ちょうど30年前、御大が紙面を飾る商業誌でデヴュー(佳作)を果たした歳の暮れ、出版社の忘年会(九段北・・・確か市ヶ谷ではなかったか?)でお会いしたのがきっかけで、それから足掛け4年(筆を折るまで)ほど専属ではなく助っ人のアシスタントとして、かの作品群に僅かながらも関われた、ペンを滑らせられたのは夢か奇跡のような出来事で、ご家族に男の子不在とあってか?他のアシさん方を差し置いてあの当時一番可愛がって戴けたのは誠にありがたく、また駆け出したはいいものの技術的なものがおぼつかず勢いだけの貧困な画才をかって頂けたのは未だに感謝の念に堪えない。

デヴュー直後に「一度遊びにおいでよ」と言われ、担当記者の留さん(仮名)と横浜のご自宅にお伺いしたのは確か1985年の2月の雨の日の事で。なぜ覚えているかというと、当時のボクのいでたちは、上こそAVIREXのA-2フライトジャケットを着ていたがどこに行くにもサンダル履きで。靴下が濡れてビショビショだったので、ご自宅の玄関先に用意されたスリッパを濡らしてしまう事にかなり抵抗を感じたのを記憶している。アシ部屋に通されると机の上にすで数枚の原稿・・・それも最終話の一番の見せ場!「勢いのある絵(処理)が欲しいんだ。君じゃなきゃ描けない!」と。当時のボクは19歳。(先生は今のボクの年齢よりちょい若い?)御大は大成以前建築関連の営業経験もあってか、まったく人蕩しの大家であられました。

「お〜い!望月です。助けてくれいぃっ〜😃」と締め切りを前にしてはどこか笑いを噛み締めたような緊迫感も悲壮感も何も無い電話。取る物も取らず電車を乗り継ぎ横浜某に駆けつけると、その時のヘルプはボク独り、締め切りの3日前、2日前・・・俺はどうすればいいんじゃい!なんてのはよくある話で。その頃はご自宅のアシ部屋は改装され、設備はマンションへと移動していたけど、先生自ら夜中にこっそり夜食を差し入れしに来てくださったのは驚かされたが、その話を後年のアシ群は誰一人信用しなかった。なんだか事情は分からないが、ボクだけは何故か?破格の待遇だった。ひと度伺うと仕事はさて置いて何時間も気の合う雑談相手になっていたんだ。(先生はボクが愛読していた『宇宙船』や『スターログ』誌がお目当てで 笑)19、20歳そこいらのボクがね。ホントだよ。

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マォザー(モーゼル)・ミリタリーばかり上手く描けるようになりましたとさw 資料に困る時は東神奈川駅前のラッキーサン模型に行ってたんだけど、先生とバッタリ鉢合わせしそうな事はあったな(笑)

『新ワイルド7 野獣伝説』。主戦場を徳間に移されてからはアシさんも充実され、以前とは比べかなり組織的には動いておられましたが、業界の常、人員の入れ変わりがとにかく激しく、その頃"シリーズ読み切り"という妙な連載を抱えてたボクにも助っ人のご依頼が頻繁にありました。月産100頁ともなると裏方も3日徹夜〜4日徹夜の連続、ボロボロになって帰宅するとすぐさま自分の原稿に齧りつくという、どこまでも白紙地獄のような生活を繰り返していた。電車の座席や駅のベンチで熟睡してしまう事も多々あった。自分の連載打ち切り後・・・すなわち解雇後ですわな。編集プロダクション内の曲事とそれに対する嫌気と家庭の事情に心身共に甚だ疲弊してしまい、漫画の筆そのものを折ってしまって会社勤めに鞍替えしたり結婚したりと平々凡々と暮らしては、白髪の親爺となり果ててしまったけど、その後の先生のご活躍は書店の棚を何気にいつも眺めておりました。主題の『ワイルド7R』は枕元。

最後になりますが、無粋な弔辞ではなく、師匠譲りの筆圧の強いペンで野辺送りのつもり。一介のファンアートとしてです。

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豊玉宗匠(土方歳三)発句集や小右記を短歌風に捩りましたが、

カムイノミ ついに叶わぬ 蝦夷の月  
  是を欠(描)きたる 望月を想えば

(※)カムイノミとは、「神に祈る」という意。アイヌ語。

先生が死の直前まで描かんとされていた『俺の新撰組』その続編たる北征編はこんな感じだったのかなぁ・・・?
改めてR.I.P.です。望月先生。締め切り人生お疲れさまでございました。魂安らかならん事を。心からありがとうございました。


posted by まっぴら at 04:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マガ・ログ(コミックlog) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月25日

テアトル8〜田川滋:珠玉漫画作品集

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漫画家の田川滋さんから、過去「少年KING」、「COMIC NORA」に掲載された作品を集めた漫画作品集(自家本)が届いたのは(誤配騒ぎもありましたが)昨日の事。
いかすぜしげやん!(笑) このたびは貴重な物をどうもありがとうございました。最高のX’masプレゼントで、感謝感激であります。

事の発端はNET上で偶然25年ぶりに再会いたしまして。「憶えておられるかな?」とメールを出したところ、先生はボクのことしっかり憶えていていてくれました。少年KING誌においては彼はボクの大先輩にあたります。というのも高校時代に彼の「ますみマイラブ(全3回)」に心打たれてファンレタ−を出したところ丁寧なお返事を戴きまして、ボクも(父のコネであった調理師の道を蹴っぽって)漫画家を目指してしまい、高3の冬に新人漫画賞佳作を戴き同誌でデヴューを果たしてしまったんです。ですから...彼はボクにとっての...恩人なの?水先案内人なの?(謎

池袋サイン会で実際に御逢いし、その後は編集記者を挟んでお酒を飲んだり、明大の方々を交え横浜スタジアムにナイターを観戦しに行ったり、すっかり遊んだ仲なのですけど、ボクは夏・冬の増刊という短期季節労働を経て、移籍先(青年誌)のシリーズ連載が終了した後、上手く次の仕事が繋がらなくなり、喰うに困って「同じ絵仕事」とばかりゲーム会社に就職してからというもの、まったくの音信不通でありました。

ですからNETで行き会った時は大喜びで舞い上がり、昨年ボクが関わった同人誌本2冊(内容は一部18禁)をお送りしたところ、その御礼としてこんなに沢山戴いてしまったのです。昨夜は漫画家志望の学生〜当時の事をオーヴァーラップさせながら(目頭を熱くしながら)読み耽りつつイブの宵、ひとり感慨にふけっておりました。

今回お送り戴いた「星児くん★メタ」、「あずきマジック」、「せんとH★G」と続編「轟音キッズ」。懐かしいですねぇ。先生のデヴュー作である「六明舎のトモちゃん」は初めて読みました。これら作品の大部分は、版元からついに単行本化されなかったのです。執念とも無念とも受け取れるそれら作品群に触れたとき、長らく眠らせていた描き魂の血が沸騰する想いなのであります。ボクもにわかに絵筆をとり勢いに任して書き下ろしてはみたものの、こちらはあまり意味のある行為ではなかった!行き場が無いのでただの運動。“少年漫画の翳り無き良心”を念頭におかれる先生とは雲泥の差の開き。エロ・グロ・ヴァイオレンスと、出会いがしら・挨拶代わりに人を殴っているボクの漫画はかなりヨコシマなのや!(苦笑

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私憤はさておき、先生は現在、学習漫画をメインに精力的に活動なされております。これも凄いね。俺が好きだった先生がいまや、かつてのギャートルズの園山俊二氏やコロ助の内山安二氏と同列に肩を並べている...感無量。

...でようやく冬コミの宣伝。

コミケット81(2011.12.31)
冬コミ新刊「SOMEDAY」(80年代前半の大学漫研時代作品
)を引っさげ、
31日東ユ−42b「まるほ企画」にて。

冬コミ新刊「SOMEDAY」(80年代前半の大学漫研時代作品)を引っさげ、
31日東ユ−42b「まるほ企画」にて。

冬コミ新刊「SOMEDAY」(80年代前半の大学漫研時代作品)を引っさげ、
31日東ユ−42b「まるほ企画」にて。

大切な事なので三度認(したた)めました。本文32p、頒価300円くらいの予定だとか。まるほ企画既刊 テアトル8(vol.1-2 全3巻予定 「COMIC NORA」(学研)に掲載された8ページのショート漫画集)や「ミッシング★スター(1984年少年KING夏の増刊号掲載のSFジュヴナイル短編読切り)」も当日買い出来るかな?Amazonでポチリもできます。

以上、真平漫画堂より宣伝...宣伝活動、ないしは世論喚起活動のプロパガンダでございました。<(_ _)> 。

posted by まっぴら at 18:28| Comment(2) | TrackBack(0) | マガ・ログ(コミックlog) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月21日

バビル2世 ザ・リターナー

体調を崩して通院していた病院の待合室で何気に読んだヤング・チャンピオン誌。その連載が気になったので、後にYCコミックスを珍しく買い直しました。
バビル2世 ザ・リターナー」。

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前作「バビル2世」から40年後の日本...正確にはその続編で、国家の求めに応じて3つのしもべを封殺されたバビル2世と、バビル2世の血を輸血された事により同様の能力を持つ事になった諜報機関員たちとの壮絶な死闘を描いた「その名は101(ワンゼロワン)」のアフター・ストーリーというより、シェアード・ワールド。

【STORY】
バビル2世は3つのしもべと共に、アメリカ合衆国に対し宣戦を布告する。

画:野口賢のざらついた絵は多少違和感を感じるが、独特の画角は迫力を感じる。現代風に改変された怪鳥:ロプロスは、「ガメラ3 邪神覚醒」のイリスみたいだ。バビルの塔のコンピュータをA.I.に置き換え、北極海で イージス艦と接触するポセイドンや、原潜から発射されたポラリス・ミサイルを追尾しニアミスを引き起こすSR-71偵察機と怪鳥:ロプロス。ロデムが人間に変化するのは昔のままだが、よもやコンビニでエコバック片手に買い物しているとは...。(苦笑) リアルな解釈は確かに面白いけどね。横山ワールドをベースとして広げた大風呂敷が無事畳めるか?どうか?
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2010年10月07日

遅まきながら、君に届け!

アニ宵と呼ばわっては、深夜枠アニメにどっぷりの生活を送っております。10月に入り、番組改変期に差し掛かりました。新番組・再放送などが怒涛のラッシュ状態でブルーレイ録画はてんてこ舞い。

昨夜から日本テレビで再放送のアニメなんですが、不覚にも第一話からツボに入り、涙ぐんで観てしまいました。

君に届け

ピュア少女:黒沼爽子(さわこ)はその暗い見た目から「貞子」と呼ばれ、クラスからは浮いた存在でした。唯一同じクラスメイトの風早翔太だけは明るく接してくれ、爽子は尊敬の念を抱くこととなります...。爽子の成長が心に響く青春グラフィティ。なんて甘酸っぱい...

http://www.ntv.co.jp/kiminitodoke/

1,000万部突破した椎名軽穂さんによる人気コミックが「おと・な・り」の熊澤尚人監督によって映画化。多部未華子さん主演で、9月25日から全国東宝系で公開されていたとか!まったくのノーチェック。ボク的には眦が柴咲コウさんのイメージがぴったりな気がするんだけど、多部ちゃんでは明る過ぎるのではなかろうか?

http://www.kiminitodoke-movie.com/index.html

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それで本日の休みは朝一で書店に飛び込み、「イカ娘」4巻、「屍鬼」〜最新刊を差し置いて、キミトドのコミックスをついに買ってしまいました。それぐらい我慢できませんでした。(笑) アニメは声優さんが上手いばっかりに1話から泣かされっぱなしのキミトドなんですが。 一見、外野でいじめっ子の矢野と吉田が実にいい。2話の「席替え」。皆、爽子の隣の席を嫌がるんですがね。 風早。さらに矢野と吉田。これが実にいい話で泣かされるんだ。

昨今の流行アニメの乳・尻・太股...いわば“皮”の部分の悪しき男性的視線、言わば萌え属性も重要項目かも知れませんが、やはりドラマ性、その素材・骨格がしっかりしたもので唸らせて欲しい。 この秋、ボク的には要チェック番組であり漫画であります。

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...で更には描き手の作画タッチを手がかりに、ドロリ眼の爽子を自分風味で模写する。その労力が苦にならないほどのお気に。
嗚呼!この休日。よりによってボクは一体何に萌えているんだろう? (笑)
posted by まっぴら at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | マガ・ログ(コミックlog) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月20日

侵略!イカ娘の脅威は素敵じゃなイカ?

さて、来期のアニメ作品ですが、ある意味「海のトリトン」以来の快挙ではなかろうか?

少年チャンピオン連載「侵略!イカ娘」。
http://www.ika-musume.com/
 
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「みつどもえ」といい、「バビル二世 ザ・リターナー」といい、最近秋田系作品の勢いは留まるところを知りません。

海を汚す人類を懲らしめようと、その先兵として送り込まれてくる、人類の脅威となるはずのイカ娘なんですが、そのまま海の家「れもん」に住み込みで甲斐甲斐しく働きつつ、侵略を企てるという人類征服コメディ。

髪の毛が10本の触手。イカ墨を棒吐きする...しかも美味しい!の件は、あまりの下品さに大爆笑してしまいました。

監督は「おおきく振りかぶって」シリーズを手掛けた水島 務氏。アニメーション制作は「乃木坂春香の秘密」シリーズを手掛けたディオメディアさんです。イカ娘のCV担当は「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の主人公:ソラミ・カナタの声を担当された金元寿子嬢。「セキレイ」でも「オオカミさんと〜」でも端役の声、元気で頑張っているじゃなイカ!

今からめちゃくちゃ楽しみでゲソ。←ぜってぇ在り得ない語尾(笑)

ほぼ全国的な三連休。ここのところの休日出勤続きで日日の感覚がだいぶボケております。彼岸の入りだそうなので家族を連れ立って墓参に行き、帰りは東京とんこつとんとらでとんこつ角煮らーめんを食べてきました。普段は出前ばかりなので、久々の外食ラーメンは美味しかったです。

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2010年08月30日

丸井三姉妹で地域興しはなるか?

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深夜のアニ枠で「みつどもえ」というギャグアニメが放映されていて、ライトな笑いを求めて何気にぼぉ〜っと観ている機会に恵まれております。原作漫画は週刊少年チャンピオン。この作品で取る笑いは、王道にして、オッパ●だ!ブラだ!パ●ツだ!チ●ビが立った!といった...まあPTAのご父兄辺りがマナジリ吊り上げそうな、昔で言う...それこそマイッチングなノリだ。(笑) 

ただこの中に学校周辺に出没しては何かと物騒な話題を起こしがちな不審者のネタがある。これは作品に登場する鴨橋(かものはし)小学校、ド最凶の問題児、日本一似ていない丸井三姉妹。その父親はその容姿から不審者と誤解され、毎度警察に引っ張られるオチがよくあるんですが。「最近は学校生活は、こういう際どい珍事も半ばイベント化して、笑いのネタとして取り上げられるか?」と、そのデンジャラスさに妙な感心をしておりました。

と・こ・ろ・が・この作品、実は地元が舞台でした。(笑) 
彼女等三姉妹も実は歴とした我が市市民。 
例の都の馬鹿丸出しのなんちゃら条例推進派の代表である某女性芸能人に、「こんな作品は下品な男の発想」的な辛口な批判を受けたそうですが、反論した作者さん。「ワタシ、女ですけど何か...?」
この方も地元出身の方とかで二度びっくり。
そうか!鴨橋小...市民だったらモデルになった学校の名前がピンと浮かぶはず!

B級グルメすら見当たらない我が住む都市に、春日部の「しんちゃん」、鷲宮の「らき☆すた」と並ぶアニメ埼玉:第三騎手、ついに誕生か!...でも●ッパイだ!ブラだ!パン●だ!不審者だ!と、その笑いのネタのあり方は、地域の活性化や貢献度にはあまり結びつかないだろうなあ。

「みつどもえの舞台、我が市にようこそ!」と駅コンコースに大きく垂れ幕でも張られても、地域輿しにはちと難点がありそうな。でも単行本まで購入して、こっそりがっつり応援しています♪ってか。(苦笑)
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2010年08月23日

雁来月漫筆戯画絵巻

久しぶりに模型を作りたいっ!
考えたら半年近く遠ざかっていました。ほら、春先から余暇はずっと漫画描いていたからね。何も買ってないから、何が発売されたか?まるで知らない。模型屋さんも足繁く通わなかったから。今、暑いしね。

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考えたら(恐ろしい事に)この夏は漫画コミックスしか購入していなかった事に気が付いた。
「屍鬼」(現8巻)読了。
「生徒会役員共」(現4巻)読了。
今「学園黙示録 H.O.T.D.」 (現6巻?)3巻まで購入・読了。
その他、コミックス版「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(1)」、「大魔神カノン(1)」、「黒執事」等...。ほとんどが今期放映中のアニメ作品の原作漫画ですね。こんなに熱心に読んだのは20年ぶりぐらいではなかろうか?
(はは!歳が知れるね。)

宵アニのその依存度、二次的症候群はまるで火照りの取れない熱中症のようで非常に怖いものであります。現にキャラクター入りのの抱き枕が手放せなくなった方がいますから。(笑)まだ増えます。10月の改変期まで。また更に...。(笑)

世の流行とはdと無縁と思っていた我が家の食卓ですが、最近生意気に「食べるラー油」製品が並ぶようになりました。これは新しく購入した「ちょい悪おやじの旨ラー油」。福岡の大盛食品の製品だそうです。冷えたきゅうりの糠漬け等にぶっかけると俄然味が引き締まります。

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2010年08月08日

コミックス「学園黙示録 H.O.T.D.」

ホラー映画においてのカタストロフのひとつの典型。ジャンルを確立して幾久しいゾンビ映画ですが、暴力描写・倫理的網の目を掻い潜り日本のコミック界やアニメシーンにおいて、こういったブルーカラー層のクリーチャー群の横行は、今回初めての試みなんでしょうかね?コミックス「屍鬼」はようやく読み終わり、その続巻が待たれますが、展開される狂気世界はどことなく風情も香る古き良き日本の一村落に限定された点景、そのエンデミックさと比べると、こちらはバンデミックにして死せる食肉餓鬼が横行し、秩序すら食い尽くし侵蝕する終末世界...というか?ほぼ映画のまんまですやん!(笑) 描写的には本家映画/海外作品への配慮も感じますが、この手の過激にしてドツイタレ式作品が今までなかった事が不思議なくらい。

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学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD / H.O.T.D.

アニメ公式サイト:http://www.geneonuniversal.jp/rondorobe/anime/hotd/

深夜枠のアニメを初回放映からついつい観てしまいましたが、そのバイオレンスの度合いは今期のアニメ作品においては、まず最凶の仕上がり。「何故始まったのか?」のではなく、既成事実として「すでに始まってしまった」という映画と同様の語り口で始まります。...で、地方都市に住む平凡な主人公は高校生がなんですね。その侵蝕と蹂躙は静かに...そして瞬く間のスピードで学園内に蔓延し、生き延びた彼等は協力して、校内そして校外へと...それぞれの武器を手に戦わねばならない。兎角惚れた脹れたの生命力・躍動感共にたわわなお姉さま達がブルブル跳んだり弾けたりと、必要以上アクション性の強いアニメ作品。ゴア度も「ここまで描くのか?」と疑問を感じ、コミックス購入して読んだら、それ以上の仕上がりでした。(笑) 世の中変わったものです。

「映画やゲームじゃあるまいし、奴らをゾンビと呼ぶわけにはいかないだろ?」

いや、ほとんど版権的問題だけなんじゃないかと...?(笑)

「リ●ィングデッドって呼ばなきゃいいのよ!バッカじゃないっ!」(CV:キタエリ調)(笑)

主人公の友人:いごうひさし(井豪 永)のネーミングには思わずクスリ。アニメ作品でふと気が付いたのがBGM。ウーゴ・トゥッチ&ファブリーゾ・デ・アンジェリス、ルチオ・フルチ監督の「サンゲリア」等、イタリアン・スパゲッティ・ホラーの劇中音楽、酸っぱ臭さすら憶えるギター風サウンドは、同作品のオマージュ?アイ・キャッチ等でタイトルの躍らせ方や、UPテンポなシーケンスのスタイリッシュさは、リメイク作品「D.O.T.D.」ザック・スナイダー・ジェネレーションと思しき若い香りがどことなく漂いますが、話は本家の王道にして直球勝負。いや筋書きのあるデッド・ボールでしょうね。(笑) 外野の倫理的悪送球(野次)を物ともする事無く、今後も良い仕事を是非期待したいと思います。

ここ最近の作品的傾向として、「けいおん」の様に登場人物に纏わる父母・男性キャラ自体をまるっきり劇中から排除した作品。あるいはセクシャルな美少女に取り囲まれ、ハーレム的ないし、ご都合主義的な共依存傾向を売りにする作品が受け入れられる風潮の真っ只中に居る様に思えるんだが、如何なものであろう?性描写もしくは残酷描写等、目から入る刺激といったビジュアル的規制も大事な事かもしれないが、むしろ現実的3D世界(笑)の中にあって周囲との関係の根幹。そういった夢関係の構築自体が絵物語の世界の中だけの話であり、あくまで実的にはフィクショナルなんだという事を、このような媒体に触れたがる子供達、2D世界や情報フォント世界を虚実取り混ぜ、鵜呑みにしてしまいそうなイタイケな子供達...ともすればヒューマン・レースの中にあり、昼夜働き尽くめで相手の痛覚に無自覚・無頓着な大人達。
刺激に対して貪欲で、知識に対して飽食なき、現代社会のリヴィングデッドの予備軍達にキチンと教育していく姿勢の方こそ、より大事な様に思えるのだけど...。違うだろうか?


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2010年07月30日

あくまで執事たる者...

今期の深夜枠アニメ作品に首っ丈の昨今でありますが、この時期無駄に暑苦しさを憶える巨乳&恥丘系メ●スジ・ギリギリチョップな美少女アクション作品を掻き分け掻き分けすると(決して否定はしませんけど)、こんな洒落たアニメ作品に行き当たる局面もあります。

黒執事U

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前作の経緯等何も知らないゆえ、その第一話、クランシー家の若き当主:アロイス・トランシー(CV:水樹奈々)のピカレスクの度合いに絶句。朝餉の席で主人を直視してしまった咎から、片目を潰されてしまう当家メイドのハンナ・アナフェローズ。執事クロードの手料理を「ゲロ美味い」と評価するその野卑な感性。こ、こいつが主役なの....?

その物語後半に登場する敵対する勢力、ファントムハイヴ伯爵家とその執事:セバスチャン・ミカエリス。こちらが物語の主役でござんした。
教養・武術・料理・容姿等その超人的な能力を駆使して、隻眼の少年当主:シエル・ファントムハイヴに尽くす謎の執事。その正体はシエルがクランシー家に復讐を果たすまで彼の手足となり、彼を殺さず守り抜くという契約の元に彼に遣わされた悪魔なわけです。

「主人が契約書を手にする限り、彼は主人の忠実なる下僕。そして契約によって、彼は主人に縛られ続ける。その代価として魂を引き取るまで...。

私は旦那様を「飽くまで」貪りたい...。

そのためシエルの義眼、セバスチャンの左手の甲には黒魔術を示す逆ペンタクルが描かれている訳ですな。なるほど納得。

19世紀後半ヴィクトリア王朝と思しき時代、クランシー家とファントムハイヴ家は代々大英帝国王室の命を受け、英国裏社会の管理と始末(処罰)を任されている、云わば「女王陛下の忠実な番犬」なわけです。何らかの確執があったのでしょう。

前期も知らぬままこの作品の虜にたちまちなっちゃいまして、現在コミックスを購入して勉強している始末でございます。アニメの方で印象深いキャラクターは俳優の藤村俊二をモデルにしたと言われる家令(ハウススチュワード)のタナカ。今回CVは麦人さんではなく藤村俊二さん自らが担当しているのが面白かったなあ。(笑) 今期the GazettEの手掛けるOP曲、映像と相俟ってやたら格好いいでありますね。番組とコミックスはここ当分手放せません。

テレビアニメ「黒執事U」公式サイト  http://www.kuroshitsuji.tv/
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2010年07月26日

起き上がりもホドホドにせよ

就寝中に徐に起き上がり、がっ!と吐いてしまったのは先週中日の事。ちょうどTBS深夜の「土俵ガール」がそろそろ終わり、「けいおん!!」に差し掛かる辺りだっただろうか?就寝中は冷房をタイマーで切っております事から、知らぬ間に熱中症と呼ばれる暑熱障害もU度ぐらいまで進行しておったようです。無論こんな事は生まれてこのかた初めてですし、自分でも驚いておりますが、兎にも角にも大変な酷暑ですね。...で、それから睡眠のリズムが著しく乱れ出しましてね。普段日中は仕事ですので、こんな陽気の中、先週は体力的にはかなりしんどかったです。早めに就寝しても深夜目覚めてしまったりとか。もっともその場合、所在も無く手持ち無沙汰ですから、ますます深夜枠のアニメにガッチリ嵌る眠れぬ夜を過ごす事になるのです。(笑)


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...で、今コミックスの「屍鬼」の愛読も4巻目に突入致しました。アニメに先行して予習していますが、なかなか面白いです。最近は「学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド」というアンデッドというホラー映画では手垢が付きすぎたモンスターを配して、バンデミックなカタストロフを描いたサヴァイバル・バイオレンス・アニメ作品もありますが、こちらは寒村を舞台に猛威を振るうエンデミック型死病の蔓延劇という形を取りながらも、しかし夏ともなりますと(笑)蓋開けてみまするに実は...ってな展開。でも舞台となる村には古来“起き上がり”の伝承があるとされていますが、過去にもアウトブレイクした経緯があるのだろうか?そこんとこがはっきりしないので、小野不由美さんの新潮文庫刊の同名原作小説(コミック版とは若干差があるとか)も探してみようかなってくらいの入れ込みようって感じです。ここはしばらくはこの漫画から眼が離せません。

もっとも夜の夜中に一緒になってボクまで起き上がってもしょうがないのだけど。怖い事に寝惚けて知らぬ間につけた引っ掻き傷が、身体のあちこちに無数にあるのが自分でも心配なんだがなあ...(苦笑)

「屍鬼」アニメ版 公式サイト http://www.okiagari.net/
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2010年07月23日

アニ宵の夏

深夜枠のアニメ番組にもっか狂っております。全部を網羅しているわけではありませんが、就寝後はブルーレイ録画フル稼働です。朝素早く録画チェックしてからの出社。おかげで帰宅後の視聴が大変楽しみなんですが、最近は同作品の原作漫画本と照らし合わせて観たり読んだりしているのが最高の娯楽です。

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「生徒会役員共」。ビジュアルワークで見せてどうこうというセクシャルなコンセプトではないですが、思春期にありがちな耳年増、そのHな台詞の掛け合いが絶妙。津田のツッコミが毎度笑わしてくれます。しかし放映に合わせて発売されるDVD&ブルーレイ・ディスク。ピー音(放送禁止用語)が外れているヴァージョンとか。一体どういうサーヴィスなんだ?(笑)

絵的な取っ付き、その好き嫌いこそ大きく別れると思いますが、ホラー・テイストの「屍鬼」も大好きです。繁華とは隔絶された寒村に次々に死が充満していく怪奇幻想ストーリー。漫画もぐいぐい引っ張るストーリー展開が大変素晴らしく、矢も盾も堪らず午前・午後と立て続けに2巻買っちゃったね!(笑

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しかしその旬たる1クルーのサイクルは早い早い。光陰矢の如し。あっという間に最終回を迎え、すぐ過去のもの。追いつくのも大変な情熱とエナジーの浪費です。ただでさえ茹だるように暑い季節到来ですから、お仕事を御持ちの方はちゃんと寝た方が賢明ですよ。(苦笑)



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2009年12月14日

突然28号

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ボクは横山光輝作品というと、アニメの「バビル2世」辺りが本放映時のリアル・タイム鑑賞者で、「仮面の忍者 赤影」や「ジャイアントロボ」なんて特撮番組は後の再放送で燃えた口なんですが...。

いわば「鉄人28号」にはあまり刷り込みもないくせに、先ごろ放映中のdocomoCM「鉄人28号」を観て猛烈に感動して(笑 飛んでる映像が超かっこええのだ!)、慌ててコミック文庫を買って読み耽っておりました。

掲載初期の原稿はパソコンで修復、あるいは筆者(故人)の筆致を模写して刊行したそうですね。コミックも読んだクチですが、今にして思うとかなり後半の方かも知れません。

あっと!こちらが現在放送中の「ブラックオックス編」。

(注:企業広告とはいえ、著作権がある映像かもしれないので、敢えてYouTubeへ“誘導”という形をとりました。)

太平洋戦争中、南の孤島で決戦兵器として開発された鉄人28号。スチームと外皮テクスチャーの腐食具合が如何にも!という...。

これが今時期、ささやかなマイブームでしょうか。


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2009年03月07日

「サスケ」に夢中!

ヘタなイラストを描く割には、近年は全然と言って良いほど、漫画を読みませんし、まず買いません。 普段昼弁当などで利用するコンビニにおいても、コミック棚など目もくれない生活なんですが、久々に珍しく飛びついて買ってしまいました。アニメでも有名ですが白土三平氏の忍者漫画「サスケ」ですね。懐かしさで感無量...もといっ!ボクはアニメは再放送世代でしたので、コミックは(断片的には憶えているものの)原作漫画を通して読むのは初めてかも知れません。

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時は戦国時代、敗残の豊臣家に属した真田:猿飛佐助忍群...あれっ?猿飛佐助って?そう。「猿飛」は人の名字ではなく、木を自在に伝い渡る忍術の名称で、この術の使い手は皆「猿飛佐助」の名乗りを挙げられたのです!
この戦闘技術集団「猿飛佐助」の生き残り、大猿大介とその一子サスケに襲い掛かる家康子飼の刺客、伊賀・柳生連合忍軍、九鬼一族、etc...。

光あるところに影がある。まこと栄光の影に、数知れぬ忍者の姿があった。だが人よ、名を問うなかれ。闇に生まれ、闇に消える。
それが忍者の定めなのだ!


サスケ!おまえを斬る!

この名調子と共に、哀愁のトランペットの旋律の方が、「風よ吹け吹け♪嵐を越えろ♪逃げ道無いぞ♪(サスケっ!覚悟っ!)」なるハニーナイツの主題歌よりも印象深いのですが...。

自然界の弱肉強食の世界を苛酷な忍者世界に投影し、一見可愛らしいキャラクターが、まるで生命やその尊さといった概念の一切を喪失した百戦錬磨のツワモノ達を相手に「闇に生まれ闇に消える」そのままの、孤独にして壮烈な残酷絵巻を展開します。
少年は自らが生き残るために戦わなければならない。

次頁を捲らせるそのテンポの良さと、二転三転と思わず唸らせられる忍術トリック。そしてその巧みなウンチク図解解説!もっともらしい説得力に少年時代何度騙されたことか!(笑) 久々に漫画小僧に立ち戻り、楽しんでおりました。アニメのDVD-BOXも欲しいなあ...。

何故今頃「サスケ」なのか?とNET上で調べてみたところ、原作同氏の映画「カムイ外伝」の劇場公開が今年9月に控えておるそうです。主演:松山ケンイチ氏。雰囲気はいい感じですけどね。現在放映中の「銭ゲバ」とは一線を画して欲しいですか。(笑) 白土作品に「如何にも!」的な女優、小雪さんも出てるので、これはこれで萌え!(笑


posted by まっぴら at 19:00| Comment(2) | TrackBack(0) | マガ・ログ(コミックlog) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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